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米A24によるホラー映画『X エックス』3部作がついに完結を迎える。アメリカでは2024年7月5日より最終作『MaXXXine(原題)』が一般公開となり、映画の舞台にもなっているロサンゼルスのTCL・チャイニーズ・シアターではタイ・ウェスト監督やミア・ゴスらキャスト陣がレッドカーペットに集結した。

そんな『X エックス』3部作の立役者の1人といえば、主演を務めたミア・ゴスだ。2作目『Pearl パール』(2022)では共同脚本・プロデューサーとして参加し、最新作『MaXXXine』ではプロデューサーを続投した。2022年の第1作『X エックス』からの2年間で3作品を手がけたゴスは米との取材で、3部作を通じた役者としての変化を語り、「パフォーマーとしての自信こそ、この3作品で進化していったものだと思います」と明かしている。

「『X エックス』ではとても人の目を気にしていたのを覚えています。A24とは初めての仕事だったので、私にとってはとても重要だったんです。だから、自分を良く見せようとしてしまって。最終的にはそういうのも消え去って、結果ではなく仕事のことを考えるようになりました。『Pearl パール』の頃までには、準備万端だと感じるようになって、彼女の演じ方にもすごく影響を与えました。」

最新作『MaXXXine』では前作で担った脚本をウェスト監督に任せ、主演・プロデューサーとして製作を率いた。ゴスは主にキャスティングで大きな役割を果たしたといい、「役にふさわしいと思う俳優をブレインストーミングしました」と振り返る。本作では、ケビン・ベーコンやジャンカルロ・エスポジートといったベテランからエリザベス・デビッキやリリー・コリンズのような実力派、歌手のホールジーまで多彩なキャストが集結した。

『MaXXXine』をもって遂に『X エックス』3部作が幕を閉じることになるが、ゴスはどんな心境を抱いているのか。米では、このように語っている。

「ほろ苦いですね。あっという間の旅で、ジェットコースターのようでした。(シリーズは)誰もが予想していなかったようなものへ大きくなっていきました。この仕事をとても誇りに思っていますし、ずっと大切にしていきたいです。」

『X エックス』3部作を通してホラー映画界の新スクリーム・クイーンと称されることにもなったゴスだが、本人としては「箱に閉じ込めらたくない」のだそう。「なんでもやりたい」と語り、今後は新たなことへの挑戦にも意欲的だ。

「もっとプロデュースしたいです。あとはキャラクター研究。ほとんど筋書きのない映画もやりたいですね。私は人が好きなんです。筋書きは好きじゃなくて。私のお気に入りの映画は人についてのものばかりなんですよ。トイレにいる人とか、タコススタンドでどのタコスを食べようか迷っている人とか。誰かが誰かの肩に触れて、その人が顔を赤らめるみたいなものも。そういう小さな瞬間は、私にとってはとても壮大なことなんです。」

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