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“クイーン・オブ・ポップ”で知られるマドンナが、自身の伝記映画の製作に改めて取り組んでいることが分かった。一度、頓挫が報じられた企画に再びスポットライトが灯されたようだ。

マドンナはアカウントにて「たくさんお金が必要…オーケー(私の人生の物語)」と投稿。キャプションに添えられた絵文字の通り、マティーニを飲みながら、脚本を執筆する様子が分かる複数枚の写真がアップされている。ノートPCやタブレットではなく、タイプライターに向かっている姿から、どことなくマドンナらしさも窺える。

本企画は元々、マドンナの音楽創作活動と私生活の大部分を描く作品として、2020年9月に米パラマウント・ピクチャーズによりアナウンスされていたもの。マドンナ自身が監督・制作を務め、「オザークへようこそ」(2017‐2022)や『ロイヤルホテル』(2023)のジュリア・ガーナーがマドンナ役を演じる予定だったが、2023年1月に頓挫した旨がになっていた。

マドンナに近しい関係者によると、当時ワールドツアー「The Celebration Tour」にフォーカスしていたマドンナは、いつか自分の人生を描く映画を製作したいとの意志は消えていないと語っていたとのこと。ツアーが2024年5月に閉幕したため、いよいよ本格的に映画製作への準備が整ったということかもしれない。Instagramの写真からは脚本に’rewrites by Madonna and ECW’とクレジットされていることが確認できるため、『ガール・オン・ザ・トレイン』(2016)のエリン・クレシダ・ウィルソンが共同脚本家として継続しているのだろう。

映画のタイトルは以前の仮タイトル『Little Sparrow』から『Who’s That Girl(原題)』へと変わっている。「Who’s That Girl」と言えば、1987年に公開されたマドンナの3本目の主演映画のタイトル。同名タイトル曲が主題歌にも使われ、マドンナはサウンドトラックにも参加している。また、日本での初コンサートも含まれたワールドツアー「Who's That Girl Tour」も開催されており、キャリアの中でも象徴的な作品の1つだ。

これまで数々のヒット曲を世に送り出し、女優や実業家としても第1線を走り続けてきたマドンナは映画監督としての顔も持つ。初監督作品『ワンダーラスト』(2008)では、自身を投影させた3人の若者が夢に向かい、苦悩、葛藤する姿を温かい眼差しで捉え、第2作『ウォリスとエドワード 英国王冠をかけた恋』(2011)では、イギリス国王エドワード8世とアメリカ人女性のロマンスを描き、振り幅の大きさを印象付けた。久しぶりとなる監督作が、自らの伝記映画となればまた一層肝煎りとなるはず。プロジェクトの進捗を楽しみに待とう。

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