「2人だけの秘密だよ」…元小学校教諭「勤務先の女児の着替え撮影、少女を性的暴行疑惑」戦慄の言い分

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「少女は判断能力が未成熟で、被告から心理的な圧迫を受けていた」

裁判長はこう指摘し、元教諭の主張を退けた。

7月16日、東京高裁(田村政喜裁判長)は準強姦未遂や児童買春・ポルノ禁止法違反(製造・所持)の罪に問われている元教諭の河嶌健被告(48)について一審判決を支持。懲役5年の有罪を言い渡した。

「河嶌被告は都内の小学校に勤めていました。勤務する学校の女子児童たちが着替える様子を撮影。さらに別の少女に性的暴行を加えようとしたんです。河嶌被告は法廷で『強姦ではありません。交際をしていたんです』と主張していました」(全国紙司法担当記者)

『FRIDAYデジタル』は、’22年4月6日配信の記事で教師という立場にありながら河嶌被告が犯した事件や戦慄の素顔について詳報している。再録してたび重なる悪質な犯行を振り返りたい(内容は一部修正しています)ーー。

ヒザの上に乗せ身体を触り……

教え子にわいせつな行為を繰り返した教師が逮捕されたのは、実に3回目だった。

警視庁捜査1課は’22年4月2日、都内の小学校に勤めていた河嶌被告を強姦の疑いで再逮捕した。河嶌被告は同年2月から3月にも、勤務する学校で女子児童が水着に着替える姿をスマートフォンで撮影したとして2回逮捕されている。

「’21年11月、不審に思った女子児童から学校に相談があったそうです。学校は警察に連絡。河嶌被告の自宅を家宅捜査すると、スマホから女児を盗撮した写真や動画が20点近く見つかった。他にもスマホには、インターネットからダウンロードしたと思われる児童ポルノ画像が1000点ほど保存されていました」(全国紙社会部記者)

盗撮被害にあったのは、いずれも河嶌被告が担任を受け持っていたクラスの女児だった。

「河嶌被告のわいせつ行為は、それだけではありません。以前勤務していた小学校でも、女児をヒザの上に乗せたり、身体を触るなどの行為を繰り返していたそうです。河嶌被告の行動は学校でも問題視され、TBSの報道によると’17年に3ヵ月の停職処分を受けていたとか。ただ事件性はないとみなされ、当時、警察には相談していませんでした」(同前)

3回目の逮捕となった容疑は強姦。犯行は悪質を極めた。

「事件が起きたのは’12年5月です。自身が勤務していた小学校の元教え子のAさんを埼玉県内の知人宅に呼び出し、性的暴行を加えたとか。河嶌被告は、こう言ってAさんを口止めしていました。『内緒だからね』『2人だけの秘密だよ』と。

逮捕のキッカケとなったのが、河嶌被告の自宅から押収したパソコンです。内部には、少女を乱暴した時に撮影した動画や静止画が保存されていました。逮捕容疑となった事件以外にも、少女は複数回性的暴行を受けていたようです。河嶌被告は調べに対し、『事実関係について何もお話しすることはありません』と供述していました」(同前)

河嶌被告は自身の欲望を抑えきれず、少女たちの心に生涯忘れられない深いキズを負わせてしまった。