『海のはじまり』主役のSnow Man目黒蓮

 7月8日、Snow Manの目黒蓮が主演するドラマ『海のはじまり』(フジテレビ系)の第2話が放送され、世帯平均視聴率は8.1%(数字は関東地区、ビデオリサーチ調べ)と、初回から微増とまずまずの結果となった。

 同ドラマのストーリーは、亡くなった元恋人が残した娘・海(泉谷星奈)と、その父親である主人公・夏(目黒)との「家族の物語」。

 テレビ誌ライターはこう話す。

「2022年に社会現象とも言われたフジテレビ系のドラマ『silent』の制作チームが手がけ、同ドラマでブレイクした目黒が“月9初主演”を務めるとあって、放送前から話題となっていました。

 昨今の連続ドラマは、世帯視聴率が2桁を越えるのが珍しくなっており、当たりやすいのは医療、警察、法曹界などの“職業モノ”やサスペンスがほとんどです。

 そのなかで『海のはじまり』のような題材のドラマが、一定の数字を残していることは、好発進と言っていいのではないでしょうか」

 ただ、初回放送後にはヒロイン・有村架純の痩せた印象が話題になるなど、ドラマ自体の好評とは別に、視聴者からの“違和感”が相次いでいる。

 じつは、第2話の放送でも、Xではこのような意見が多く聞かれていたのだ。

《すごくいいドラマなんだけど音が小さすぎて音量いつもより+7くらい上げてる(笑) そのまま次の番組始まると 音デカくてびっくり》

《エアコンの音にさえかき消される夏くんの声…こういう役なのは分かってるけどもうちょっとだけ音量上げれますか? 》

《海のはじまり、目黒蓮がボソボソ喋るから、水流したら全然声聞こえなくなる。ボリューム上げないと聞こえない》

 とりわけ、目黒の声が聞き取りにくいと感じる視聴者が多かったようだ。芸能記者が話す。

「じつは、初回放送後にも『声が聞こえない』といった同様の違和感を覚える声は、視聴者からあがっていました。目黒さんのもともとの声が低いので、聞こえづらいと感じる視聴者も多いようです。ただ、いつも彼がボソボソと話しているわけではありません。

 今回、目黒さん演じる主人公は、どこか曖昧でいつもハッキリしない性格の青年。話すときも、言葉を選ぼうと迷って飲みこんでしまい……という描写も見られます。そういう役柄を演じるとあってあのような話し方になったのでしょう。

 2023年に放送された主演を務めた『トリリオンゲーム』(TBS系)では“世界一のワガママ男”という役柄のため、声も張っていて、ハッキリ話していますからね」

 ドラマへの評価同様、目黒の演技にも“ほんと惹き込まれる”、“感情が滲み出てる”といったポジティブな声は多い。

 ぜひ、制作陣には「音量問題」だけ改善してほしいものだ。