彼女が「喉が渇いた」とスタバで500円近く使います。正直自分はコンビニの「120円」の水で十分なのですが、値段分のメリットがあるのでしょうか? 年間でどれくらいの差になりますか?

写真拡大 (全2枚)

喉が渇いたときに、カフェで休憩したりコンビニで飲み物を買ったりする人は多いでしょう。スターバックス(以下、スタバ)は人気のカフェチェーンで、さまざまなドリンクを自分好みにカスタマイズして楽しめます。一方でその価格帯に気後れする人もいるかもしれません。 本記事では、スタバで人気の飲み物とコンビニの水の価格を比較し、1年間でどれくらい多くのお金を使うことになるのかを解説します。

スタバの飲み物のコスト

スタバではコーヒーやフラペチーノ、ティーなどさまざまな飲み物が販売されています。期間限定のフラペチーノは出るたびに行列ができるなど、幅広く根強い人気があるお店だといえるでしょう。
2023年に株式会社マイナビが実施した「女性のスタバ人気メニューランキング」の調査結果と、各ドリンクのGrandeサイズ(約470ml)の税込価格は次のとおりです(店内飲食の場合)。
 

1位 スターバックス ラテ(540円)
2位 ドリップ コーヒー(465円)
3位 キャラメル マキアート(585円)
4位 キャラメル フラペチーノ(625円)
5位 ソイ ラテ(540円)

サイズにもよりますが、人気のドリンクは1杯500円~600円ほどすることが分かります。また、フラペチーノ類は他のドリンクに比べ価格帯がやや高い傾向にあります。
もし週2回(月8回)スタバを利用し、人気ランキング1位の「スターバックスラテ」を毎回注文したとすると、年間の費用は次のように計算されます。
1杯540円×月8回×12ヶ月=5万1840円
また、スタバはさまざまなカスタマイズを楽しめるという特徴があります。無料カスタマイズもありますが、多くのカスタマイズは追加料金がかかります。主な有料カスタマイズとその料金は次のとおりです(店内飲食の場合)。
 

・ミルクを豆乳へ変更:+55円
・デカフェへの変更:+55円
・コーヒーの追加:+55円
・シロップの追加:+55円
・ホイップクリームの追加:+55円
・チョコレートチップの追加:+55円

例えば、キャラメル フラペチーノのGrandeサイズを購入し、「コーヒー多め」「豆乳に変更」「チョコレートチップ追加」のカスタマイズを加えたとしましょう。このドリンク1杯にかかる料金は625円+55円+55円+55円=790円になります。
このように高めのドリンクを注文した場合、さらに多くのコストがかかるでしょう。
 

コンビニの飲み物のコスト

次にコンビニで購入できる飲み物のコストを考えてみましょう。例えば、約500mlのペットボトルの水(120円)を同じ頻度で買った場合、年間費用は次のように計算されます。
1本120円×月8回×12ヶ月=1万1520円
これを見ると、スタバでの飲み物とコンビニの水の年間コストには大きな差があることが分かります。
 

スタバとコンビニ、それぞれにメリットがある

週に2回スタバに通った場合は年間5万1840円、同じ頻度でコンビニの水を購入した場合は年間1万1520円のコストがかかります。
もちろん購入する飲み物の種類やサイズによって価格帯が異なるため一概には比較できませんが、コンビニで水を買ったほうが圧倒的に安く済むでしょう。しかし、好みにもよりますがスタバに行くことで丁寧な接客を受けられ、雰囲気の良い空間でゆっくりドリンクを味わうことができるのは大きなメリットといえます。
どこに価値を感じて何にお金を使うのかは個人の自由です。喉が渇いたとき、取りあえず何か飲めれば満足という人もいれば、自分の好きな飲み物をゆっくり味わいたいという人もいるでしょう。相手の意向もくんだ上で、一緒に過ごす時間を楽しんでください。
 

出典

スターバックスコーヒー ジャパン 株式会社 公式サイト
株式会社マイナビ スタバ人気メニューランキング! 女性に聞いた好きなドリンク1位は?【2023年最新】
執筆者:山田麻耶
FP2級