韓国ドラマ「秋の童話」あらすじ&キャストの魅力を大解剖!【相関図あり】

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テレ東では、7月6日(土)朝6時から、韓流韓ドラ6「秋の童話」(毎週土日朝6時 全36 話)がスタート!

ソン・スンホン、ソン・ヘギョ、ウォンビン…トップスター3人が夢の共演!
「冬のソナタ」ユン・ソクホ監督がおくる「四季シリーズ」第1弾として放送され、韓国での最高視聴率42%超えを果たした大ヒットメロドラマだ。

裕福な家庭から一転、出生時の取り違えが発覚し、貧しい暮らしを送ることになったウンソ(ソン・ヘギョ)と、ウンソの兄妹として育てられた最愛の兄・ジュンソ(ソン・スンホン)。そして、ジュンソの親友でウンソを一途に愛し続ける御曹司・テソク(ウォンビン)。3人が織りなす三角関係を軸に、運命のいたずらに翻弄される若者たちの美しくも切ない愛の物語を描く。

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【STORY】
ユン家の長女で、明るく優しい性格を持つウンソ(ソン・ヘギョ/子役:ムン・グニョン)は、ある日、下校途中で交通事故に遭う。命に別状はなかったものの輸血を受けることになり、両親と一致しない血液型から実子ではなかったことが判明する。やがて、生まれてすぐに病院で取り違えられていたことが分かり、ウンソは実の親・チェ家に引き取られる。

一方、取り違えられた相手でウンソのクラスメイトのシネ(ハン・チェヨン/子役:イ・エジョン)は、実の両親であるユン家に引き取られ、二人はそれぞれ、本来の家庭で育てられることになる。ところが、裕福なユン家とは対照的に、チェ家のスニム(キム・ヘスク)は若くして夫を亡くして生活は苦しく、長男は悪事を働いてばかりいた。そんな中、ユン家は娘として育てていたウンソへの思いを断ち切ろうと、渡米してしまう。

10年後―。大手ホテルで電話のオペレーターとして働いていたウンソは、ホテルのオーナーの息子のテソク(ウォンビン)から何度も求愛される。そこへ、ユン家の長男で妹思いだったジュンソ(ソン・スンホン)が、婚約者のユミ(ハン・ナナ)を連れて帰国する。久しぶりに再会したウンソとジュンソは、兄妹として楽しく過ごした日々に思いをはせるが、それが徐々に恋心であることに気付く。運命に翻弄され、かつて兄妹として育った二人の恋の結末は…?

今も語り継がれる、ソン・スンホン×ウォンビン夢の共演




ウンソの兄・ジュンソを演じたソン・スンホンは、1995年にモデルデビューし、1996年にドラマ「男女6人恋物語」で俳優デビュー。その魅力は端正なルックスと確かな演技力にあり、シリアスからロマンティックまで幅広いジャンルをこなし、長きにわたり第一線で活躍している。2000年に放送された本作では、ウンソへの強い想いを感じさせる表情演技や憂いを帯びたまなざしで、兄としての苦悩や悲しみをリアルに表現した。

「秋の童話」でブレイクした後は、優しい医師役を繊細な演技を見せた「夏の香り」、カリスマあふれる姿で魅了した「エデンの東」、ミステリアスな死神役で新たな一面を見せた「ブラック〜恋する死神〜」など、多くのヒット作に出演。さらに映画では、アクションシーン満載の「宿命」や、初のベッドシーンに挑戦した「情愛中毒」で、存在感を発揮している。

近年は「配達人〜終末の救世主〜」(Netflix)に出演、主演ドラマ「プレーヤー2 〜クンたちの戦争〜」が放送されるなどし、今年は約5年ぶりに日本でファンミーティングを開催した。

ウンソ役を演じたソン・ヘギョは、1996年にドラマ「初恋」でデビュー。出世作となった本作を経て、深い傷を抱えるヒロインを演じた「オールイン 運命の愛」、作家志望の女性を生き生きと演じた「フルハウス」、医師役がハマった「太陽の末裔 Love Under The Sun」、パク・ボゴムと共演した「ボーイフレンド」など、多くの話題作に出演。
本作では、悲しい運命を背負うウンソ役を凜とした美しさで見せ、ジュンソへの想いを抑えきれずに涙を流す姿が、見ている者の心を揺さぶった。
近年は、「ザ・グローリー 〜輝かしき復讐〜」で、いじめを受けた過去を持つムン・ドンウン役を熱演し、復讐に燃える姿を力強く表現。深いキャラクター描写が高く評価された。

プライベートでは、共演者キラーとして有名な彼女。これまで、イ・ビョンホン、ヒョンビン、ソン・ジュンギら、数々の人気俳優と交際が報じられてきた。
ドラマ共演をきっかけに交際をスタートさせたソン・ジュンギとは結婚に至ったが、2年も経たないうちに破綻したことが記憶に新しい。


韓国メロドラマのヒットに欠かせない“2番手の男”テソク役を演じたウォンビンは、1997年にドラマ「プロポーズ」でデビュー。本作を経て、2002年に深田恭子と共演した日韓合同ドラマ「フレンズ」で日本でも大ブレイク! ぺ・ヨンジュン、イ・ビョンホン、チャン・ドンゴンとともに元祖韓流四天王として多くのメディアに取り上げられた。

本作では、ウンソの幸せを願って身を引く切ない姿が視聴者の心をキャッチ。そのイケメンぶりで一気にスターダムへと駆け上がり、ウンソの心を手に入れられない怒りをぶつけたセリフ「愛? 笑わせるな。もう金で買ってやる。いくらならいいんだ!」は、ドラマを象徴する名ゼリフとして大きなインパクトを残した。

そんな彼は、作品選びに慎重だと言われている。兄のために命をかける弟を感動的に演じた映画「ブラザーフッド」、知的障害のある青年役で俳優としての地位を高めた「母なる証明」、寡黙でミステリアスな元特殊部隊員を演じた映画「アジョシ」など、数本の映画に出演。
プライベートでは、2015年にトップ女優のイ・ナヨンと結婚。韓国芸能界でも1、2を争う美男美女夫婦として注目されているが、現在は慈善活動や広告以外の芸能活動を控えており、俳優としての復帰作が待たれている。


物語序盤で、ウンソの子ども時代を演じた“国民の妹”ムン・グニョンの演技も見逃せない。育ての親に恋しさを募らせながらも、不幸な境遇の実母を見捨てられないウンソ。グニョンが見せた無垢な演技は、キャラクターの純粋さを表現し、多くの共感を呼んだ。

その他、ジュンソの心をつなぎ止めようとする婚約者シン・ユミ役をハン・ナナ、ユン家で疎外感を感じ、ウンソに敵意を向けるユン・シネ役を「快傑春香」や「スポンサー〜破滅の足音〜」のハン・チェヨン、ウンソの実母キム・スニム役を“国民のお母さん”として愛されるキム・ヘスクが演じ、それぞれが抱えるつらい思いを繊細に表現。視聴者を作品の世界観に引き込むことに成功した。

物語は、成長したジュンソとウンソが再会するところから本格的に展開される。江原道で撮影された、ユン・ソクホ監督ならではの映像美も見どころのひとつだ。
映像やセリフに時代を感じる部分はあるものの、家族の絆、運命のいたずら、かなわぬ愛など、韓国ドラマの王道がぎっしり詰まったストーリー。この機会に、ぜひお見逃しなく!

(文/斉藤和美)