4日午前の東京外国為替市場の円相場は、1ドル=161円台前半で取引された。

 午前10時現在は前日比32銭円高ドル安の1ドル=161円43〜46銭。ユーロは18銭円安ユーロ高の1ユーロ=174円22〜26銭。

 3日に発表された米国の雇用関連統計が市場予想を下回り、米連邦準備制度理事会(FRB)が早期に利下げするとの観測が高まった。投資家が日米金利差の縮小を意識し、円を買ってドルを売った。

 市場では「最近の円安ドル高の進行を受け、利益確定のためにドルを売る取引も出た」(外為ブローカー)との声があった。