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ドラマ「ザ・ボーイズ」シーズン4第5話『ジャバウォックに気をつけろ』では、予告編で示唆されていたように、コンパウンドVによって凶暴化した動物たちがザ・ボーイズの面々の前に立ちはだかった。

毎度のこと奇想天外な発想で楽しませてくれる「ザ・ボーイズ」の製作陣、動物たちを薬漬けにするアイデアの発想はなんと、レオナルド・ディカプリオ主演の西部劇アクション『レヴェナント: 蘇えりし者』(2015)からヒントを得ていたのだという。

この記事には、ドラマ「ザ・ボーイズ」シーズン4第5話『ジャバウォックに気をつけろ』のネタバレが含まれています。

この記事には、ドラマ「ザ・ボーイズ」シーズン4第5話『ジャバウォックに気をつけろ』のネタバレが含まれています。

© Amazon MGM Studios 「ザ・ボーイズ」シーズン4、コンパウンドV漬けになった動物たちはどう生まれたのか

「ザ・ボーイズ」シーズン4第5話『ジャバウォックに気をつけろ』では、ザ・ボーイズの面々が能力者だけを殺すことができるウイルスを手にいれるべく、ヴィクトリア・ニューマンが密かにウイルスを作っていた研究所に辿り着く。辺りには農場が広がっており、納屋にはコンパウンドV漬けにされ凶暴化した鶏がいた。

脅威的な力を持つ鶏の猛攻撃から逃れ、一行が農場の道を歩いていると、今度は興奮気味の牛が現れる。コンパウンドV漬けにされていると察した一行はゆっくりと逃げようとするが、その瞬間、空からコンパウンドV漬けにされた羊の群が牛をかっさらい、文字通りの空中分解。あっという間に牛を殺してしまった羊たちは標的を人間に変え、地上へ襲ってきたのだった。

凶暴化した羊や鶏は、シーズン4配信開始前から話題となっていたもの。ショーランナーのエリック・クリプキによれば、“V漬けにされた動物たち”というアイデアを一番最初に考えたのは、製作総指揮を務めるエヴァン・ゴールドバーグだったという。

「彼は、大きな肉食動物に興味を持っていました。彼はずっと、V漬けにされたクマを提案し続けていたんです。『レヴェナント』のようなクマ、しかもV漬けにされたクマです。僕は“どうやってやるんだ?クマをどう見つければいいんだ?”と常に考えていましたね。」

ゴールドバーグによるアイデアは、脚本家ルームでの話し合いの場で前進を見せ始めたという。「もう少し小さくて危なくなさそうな動物のほうが面白いんじゃないかと話しました。『モンティ・パイソン』のウサギのような感じです」とクリプキ。「それから農場という考えが生まれました。最初から気に入ったアイデアでしたし、ずっと頭に残り続けていました」。

なんとある時点では、「V漬けになった大量の鶏を登場させる」ゾンビ映画のような仕上がりになる予定だったというが、「どう再現すれば良いか分からなかった」とか。「それから、ニューマンにはウイルスを作る秘密の場所があるはずだと考え、誰かが、“Vが大量にある農場が良いんじゃないか”って言ったんです」とクリプキは語っている。「そうして全てが繋がりました。できるだけ可愛い動物を選びましたよ」。

羊や鶏のほか、劇中ではいかにも強そうな牛も登場したが、これはプロデューサーのジュダリーナ・ネイラの発想によるものだとか。ネイラは当初、牛に目からレーザーを発射させて、ボーイズの面々を追いかけ回す展開を提案したそうだが、「それでは分かり易すぎる」となったそう。そこで脚本家陣は「すごく怖い牛がいるけど、そこに羊が肉食恐竜のように空からやってきて、食い殺したら?」と考えたそうだ。

ちなみに、コンパウンドV漬けにされた動物たちはほぼCGによって再現されたもの。一方、劇中終盤で納屋に入ってくる羊たちなど、本物の動物たちも登場しているという。

「ザ・ボーイズ」シーズン4は第1~5話までで独占配信中。 

Source:TV Line

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