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ドラマ「ザ・ボーイズ」シーズン4第5話『ジャバウォックに気をつけろ』が配信開始となった。ホームランダーが狂気じみた姿を変わらず見せていく中、劇中ではとあるキャラクターをめぐり大きな変化が見られた。

同キャラクターが見せた表情から察するにあまり良くない予感がするが、あのシーンにはどのような意図が込められていたのだろうか。米では、ショーランナーのエリック・クリプキがヒントを与えている。

この記事には、「ザ・ボーイズ」シーズン4第5話『ジャバウォックに気をつけろ』のネタバレが含まれています。

この記事には、「ザ・ボーイズ」シーズン4第5話『ジャバウォックに気をつけろ』のネタバレが含まれています。

© Amazon MGM Studios 「ザ・ボーイズ」シーズン4、ライアンは闇堕ちしてしまう?

「ザ・ボーイズ」シーズン4第5話『ジャバウォックに気をつけろ』では、ホームランダーと息子・ライアンの関係性に変化が見られた。それまで言うことをきかないライアンを強く叱っていたホームランダーは方針を変え、自分のやりたいことを好きにやらせることにした模様。自由を与えられたライアンも一安心した様子だ。

製作スタジオの中を歩きながら、ホームランダーが「大きな目標は何だ?したいことはないか?」と問いかけると、「人を助けたい。やらせじゃなく、本当に」とライアン。すると、ホームランダーは近くで揉めていた映画監督のアダムと女性アシスタントのボニーを呼び出し、ライアンに問題を解決させようとする。

「迷惑してない?言っても大丈夫だよ」と声をかけるライアンに「そうですね」とボニー。ライアンはアダムに「謝るべきだ」と催促する。その後、監督は謝罪するが、「心がこもってない」とライアンは指摘。そこでホームランダーが「問題はアダムがアシスタントを見下していることだ」と助言を与えると、「今度は膝をついて謝るべき」とライアン。監督は言われた通りにするが、ライアンは満足せず、ここでホームランダーが「分からせる必要があるだろう」と言いながら、何かを耳打ちする。

すると、ライアンはなんとボニーに「ビンタ」を命令。ボニーはありったけの力で何度も監督に平手打ちをくらわす。その様子にライアンは快感を感じているようで、ミルクシェイクを飲みながらホームランダーと目を合わせ、ニヤリとするのだった。

第4話でブッチャーと“親子”の時間を過ごし、ホームランダーの支配から解放されたと思った矢先、ピュアなライアンは再び悪に染まってしまったようだった。ショーランナーのエリック・クリプキによれば、本エピソードでのライアンは「光と闇が常に戦いを繰り広げている」状況なのだとか。

「ホームランダーがしたことはものすごく狡猾でした。彼は利他主義を利用して、ライアンをダークな道に導き始めたんです。あの可哀想なアシスタントも、助けを求めていました。でも、ホームランダーがライアンをそそのかしたようなやり方ではなかった。彼(ホームランダー)は、ライアンに人の役に立つようなことをさせることで、誘惑しているんだと思います。それと同時に、人間を物のように扱わせようとしています。」

クリプキは、ライアンが「ダークサイドへ一歩踏み出しました」と語る一方、このようにも言い添えている。「それがライトサイドへ引き戻せないということではありませんよ」。

もしライアンがこのままダークサイドを歩み続けたら、どうなってしまうのだろうか。で、クリプキは「この世の終わりです。ホームランダーが2人だなんて、勝てっこないです」と語っている。だからこそ、「ライアンが悪に染まってしまうのかという緊張感」が物語の醍醐味なのだという。

「ザ・ボーイズ」シーズン4も残すところ、あと3話。ライアンが最後に取る決断に注目だ。

「ザ・ボーイズ」シーズン4は第1~5話までで独占配信中。 

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