石川遼

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 「男子ゴルフ・プレーヤーズチャンピオンシップ・サトウ食品・最終日」(23日、西那須野CC=パー72)

 首位と2打差の2位から出た石川遼(32)=CASIO=が6バーディー、2ボギーの68で回り、通算21アンダーで逆転優勝を果たした。1打差の2位に金子駆大が続いた。

 5番パー4で2打目をピンハイにつけてバーディーを奪い、首位発進もスコアを一つ落とした河野に並ぶと、続く6番パー5はティーショットを左の林近くまで曲げたものの、パーでしのぐ。7番パー4もピンを攻めて2つ目のバーディー奪取に成功。単独首位でバックナインに向かった。

 しかし、11番パー5でティーショットが右の林に消えるロストボールでボギー。だが、13、14番と連続バーディーで再び首位に浮上し、16番で2メートルを沈めて単独トップに立ってガッツポーズ。17番パー3はピンそばにピタリとつけてさらに伸ばし、後続との差を広げた。

 石川は18番グリーン脇での優勝インタビューで「すごく苦しい一日だったが、11番のロングでボギーを打ってからうまく気持ちを切り替えていいプレーができたかなと思う」と振り返った。

 2022年11月の三井住友VISA太平洋マスターズ以来、1年半ぶりの通算19勝目。2週前の国内メジャー・BMWツアー選手権森ビル杯では岩田寛とのプレーオフに敗れて2位だったが、今度は混戦を制した。