シーズン途中からレギュラーとしてプレーしてきた遠藤。(C)Getty Images

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 リバプール遠藤航は昨夏の加入当初、大きな期待をかけられていなかった。若手有望株を獲得できなかったクラブが、イングランドで無名の30歳を獲得したのは、「パニックバイ」だったという声すらあった。しかし、そうした懐疑論を払拭し、シーズン半ばからは主力としてプレーしてきた。 ただ、ここにきてアンカーのアップグレードが必要だという意見が出ている。現地メディア『FOOTBALL FANCAST』は、「スロットはジョーンズとエリオットよりも多くを稼ぐリバプールのエースを即座に切り捨てなければならない」と題して記事を掲載。次のように綴った。「このユルゲン・クロップ監督の契約は、(新監督就任が確実視されている)アルネ・スロットの下でリバプールを別のレベルに引き上げるものではない」 同メディアは、「エンドウはリバプールの真の守備的MFであり、彼は抜け目のない契約を結んでいるが、プレミアリーグとチャンピオンズリーグのサッカーの最前線に戻すためにはアップグレードが必要であることは明らかである」と指摘している。「完璧ではなかったが、31歳の彼はファビーニョの後継者として称賛に値する仕事を果たした。しかし、まだ長期的な解決策には至っていない」【動画】遠藤の4人ぶち抜きのスルーパス 

 記事は「最近、サポーターたちは日本人の機動力や運動能力の欠如に対する不満を吐き出し始めている。彼は勤勉で献身的な選手だが、リバプールの標準的な要求を成功させるために必要な本質的な要素がいくつか欠けている」と指摘。こう続けている。「空中戦のデュエル勝利数を除けば、FBrefがまとめた守備指標のすべてにおいて上位30%外にランクされており、これは相手の前進を阻止するエネルギーとコントロールの欠如を浮き彫りにしている」 そして、「リバプールはDFに投資する可能性がある。しかし、6番に一流のタレントを獲得できなければ、アーセナルマンチェスター・シティのようなチームは荒々しく走り続け、下にいる不運なライバルたちへの支配と壊滅を続けるだろう」と結論づけている。 遠藤の奮闘を称えながらも、アンカーを補強しなければ、シティやアーセナルに太刀打ちできないとの見解だ。構成●サッカーダイジェストWeb編集部