投資を始めてみたいけれど「ちょっと怖い」という人は、お金の代わりにポイントを使って投資する「ポイント運用」と「ポイント投資」がおすすめ。どちらがおトクなのか、節約アドバイザーでファイナンシャルプランナーの丸山晴美さんに教えてもらいました。

ポイントを使って投資するなら「ポイント運用」VS「ポイント投資」

「ポイント運用」と「ポイント投資」では、どのような違いがあるのでしょうか? 

●ポイント運用とポイント投資の比較

「ポイント運用」とは、「楽天PointClub」や「dポイントクラブ」などのポイ活アプリをダウンロードして、ゲーム感覚で投資の疑似体験をするもの。決められたなかから選択した運用コースの値動きに連動してポイントが増減します。証券会社で口座を開く手間がないので手軽に始められるのが利点です。

一方「ポイント投資」は、通常の投資と同じように証券会社で口座を開設し、1P=1円に換算して、投資信託や株などを買うもの。ポイントと現金の併用もできます。

もうかった分を現金で受け取れるポイント投資の方がおトク

ポイント運用は、現金ではなくポイントで投資しているのでリターンもポイントです。ポイント投資はポイントを現金に換えて投資しているのでリターンは現金。

これが両者の大きな違いです。ポイント運用で増えたポイントを現金化して使う場合には、換金サイトを経由するため、通常、1P=1円よりもレートが低め。一方、ポイント投資なら1P=1円で現金化でき、投資先も豊富です。

“おまけ”のようなポイントで投資をして、現金で戻ってくるポイント投資の方が、おトクといえるかもしれません。