竹内涼真さんの“次の10年のビジョン”。「自分がいるべき場所をしっかり見きわめたい」
2021年にスタートし、今年公開の劇場版でついにクライマックスを迎える『君と世界が終わる日に』。約4年がかりで主人公を演じ、「役とともに成長できた」という竹内涼真さんが、集大成への思いと次の10年へのビジョンを明かしてくれました。
竹内涼真さんインタビュー。長い時間をかけた『君と世界が終わる日に』への思い
約4年という長い時間をかけた思い入れのある作品だけに、クランクアップは感慨深かったのでは…?
「それが、僕は終わった瞬間よりも、時間差であとからこみ上げてくるタイプなんです。『きみセカ』は本当に撮影がハードで、ラストの日も長時間の事前準備をして、朝まで撮影していたので、最後まで大変だったな…という感想でした(笑)。映画が公開されたら、また違った感情が湧いてくるかもしれないですけどね」
回を重ねるたびに出演者やスタッフのチームワークもよくなったという本作。竹内さんも座長として、積極的にコミュニケーションを取っていたそう。
「シーズンごとに新しいキャストの方も加わりますが、この作品に関してはお互いに気を遣いすぎない方がうまくいくと思っていて。というのも、『きみセカ』は生身でぶつかり合う命がけのアクションが多いので、信頼関係がないと思いきった動きができないんです。だからこそ早めに関係性を築いて、お互いをリスペクトして臨んだ方がいいだろうと考えていました」
これからの10年間は「自分がいるべき場所」を見きわめたい
いつでもハードなアクションに対応できる体をつくるには、日頃の健康管理も重要に。
「僕も、好き放題にやってたら太ります。ただ、読者の方も同じだと思いますが、我慢すると反動が来ますよね。だからコントロールすることが大事。自分の体調は自分にしかわからないので、変化を敏感に感じ取るようにしています。
たとえば調子がいいときは『昨日はなにをして過ごしたんだろう?』『朝はなにを食べたっけ?』と考えて、頭にインプットする。調子が悪いときも同じですね。そうやって、自分がいいコンディションでいるための情報を集めています」
昨年4月に30代になったばかり。次の10年をどう過ごしていくのか、竹内さんなりのビジョンはあるのでしょうか。
「30代から40代にかけて、“自分がいるべき場所”というものをしっかり見きわめたい。そのためには仕事だけでなく、日常生活も大切だと思っていて。自分をよい状態に保って、頭をクリアにしておきたいです」
大作を経験したあとも、足元をしっかり見つめている竹内さん。次の挑戦が楽しみです。