Googleがオンラインカジノ・スポーツ賭博・競馬・宝くじなど以外にも幅広いリアルマネーゲームを許可する方針を発表
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Googleの開発モバイルOS・Androidの公式アプリストアであるGoogle Playが、現地の法律に従いより多くの種類のゲームアプリを許可するために、2024年6月から「ユーザーが現金を入金し、その入金をベースに賞金を獲得できるオンラインゲーム」というくくりである「リアルマネーゲーム(RMG)」に関する制限を緩和すると発表しました。これにより、Google Playでは法律で許可されているRMGだけでなく、規制されていないRMGの配布も可能となります。
https://android-developers.googleblog.com/2024/01/a-new-approach-to-real-money-games-on-google-play.html
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Google will allow more real-money games on the Play Store | TechCrunch
https://techcrunch.com/2024/01/11/google-will-allow-more-real-money-games-on-the-play-store/
2021年、Googleは既存のライセンスフレームワークを使用する市場で、より幅広いRMGアプリのオンボーディングを開始しました。それ以来、RMGというカテゴリは、モバイル向けRMGアプリを開発する開発者によって繁栄を続けていると、Androidのグローバルトラスト&セーフティパートナーシップ担当ディレクターのKaran Gambhir氏は記しています。
Androidの公式アプリストアであるGoogle Playがユーザーの安全性を促進しながら開発者のイノベーションのペースに確実に追いつくため、Googleはより多くのRMGオペレーターや、さまざまな種類のRMGをサポートできるようにするために、いくつかのパイロットプログラムを実施してきたそうです。例えば、インドの開発者はより多くのユーザーにRMGアプリを提供したいと考えているため、彼らのビジネスをサポートするためのパイロットプログラムを実施している模様。
これらのパイロットプログラムからの学びと、ユーザーや開発者からの肯定的なフィードバックに基づき、GoogleはGoogle Playの既存のライセンスフレームワークでカバーされていないゲームタイプやオペレーターを含む、より多くのRMGアプリのサポートを開始する予定であると発表しました。RMGの拡張サポートプログラムは、2024年6月からインド・ブラジル・メキシコで開始される予定です。また、この拡張プログラムは将来的に、さらに多くの国でも展開される予定となっています。
RMG拡張プログラムでは、ユーザーの安全を引き続き優先しながら世界中の開発者に新たなビジネスチャンスが提供されることとなります。拡張プログラムにより、Googleはこれまで「現地の法律で許可されているRMG」のみをGoogle Playで配布してきましたが、今後は「現地の法律で許可されているRMG」および「現地の法律で規制されていないRMG」をGoogle Playで配布するようになります。
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ユーザーの安全性をサポートするため、Google Playの既存のデベロッパーポリシー(RMGアプリを成人に制限するために年齢確認を実施することや、現地の法律で合法な場合にのみRMGアプリを提供するようにするためユーザーの利用地域を確認することなど)は変更されず、これらは今後も強化されていきます。さらに、Google Playは拡張された開発者検証メカニズムなどで、ユーザーの安全性を確保し透明性を高めるための取り組みを継続していくことになります。
ポリシー更新により、AndroidとGoogle Playエコシステムの維持に役立つように、RMGのサービス料金モデルも進化します。Gambhir氏は「私たちは開発者と緊密に連携し、新しいアプローチがこの業界の独自の経済学とさまざまな開発者の収益モデルを確実に反映できるように取り組んでいます。新しいポリシーと将来の拡張計画については、今後数か月でさらなる情報をお知らせする予定です」と述べました。
Googleはサブスクリプションとアプリ内課金の新しい料金モデルを検討しているとしていますが、詳細はほとんど明かされていません。