メシウス(旧社名、グレープシティ)は、Webアプリ開発に便利なUIコントロールをパッケージしたJavaScriptライブラリ「Wijmo(ウィジモ)」最新バージョン「2023J v2」を1月16日にリリースする。

○パフォーマンスが向上したAngular 17に対応

「Wijmo」(公式Webサイト)

「Wijmo」は、JavaScriptによるWebアプリケーション開発に必要な機能をパッケージするコントロールセットで、TypeScriptでの開発やAngular、React、Vueなどの主要JavaScriptフレームワークを取り入れたアプリケーション開発に対応。データグリッド、チャート、入力、ピボットなどUIコントロール機能を持つアプリケーションの効率的な開発が可能になる。最新バージョンではハイブリッドレンダリング、遅延可能ビュー(deferrable views)などによりパフォーマンスが向上した「Angular 17」に対応した他、チャートコントロール「FlexChart」の機能強化なども行われている。

○チャートコントロール「FlexChart」を強化

「FlexChart」は折れ線チャート、レーダーチャート、ポーラチャートなど80以上のチャート形式を利用できるデータ表示コントロールで、今回のバージョンアップによりデータをグループ化して表示する機能が追加されている。

「FlexChart」におけるチャートデータのグループ化機能(同社資料より)

また、「FlexGrid」コントロールでは、編集直前のセルの値を取得が可能になった他、「FlexMap」では、マウスホイールを使用したズーム操作において、マウスポインタの位置を基準にする改善。ツールチップにおいても、表示タイミングの制御や検証エラーメッセージのスクリーンリーダー対応など、アクセシビリティも多く改善されている。そのほか「Wijmo」コントロールデモ用のWebサンプルに課題の対応状況を可視化するダッシュボードアプリケーションを追加。「FlexChart」「RadialGauge」「ListBox」などを利用したデータ可視化アプリケーションで、同機能を持つアプリ作成の参考となる。

ダッシュボードサンプル(同社資料より)

「Wijmo 2023J v2」の利用は1年定額制のサブスクリプション方式で提供、1ユーザー開発ライセンスで132,000円、更新が52,800円となる。