ダボをボギーに、ボギーをパーに...「寄せワン」を増やすためにはどうすればいいのか?
吉田洋一郎が斬る
「ゴルフのそれって本当ですか?」
photo by Kishimoto Tsutomu
ゴルフスイングコンサルタントの吉田洋一郎氏が、アマチュアゴルファーの「それって本当?」「正しい方法って何?」といった疑問や悩みを解決していく動画レッスン連載。第3回は、アマチュアゴルファーの多くが苦労している"寄せ"について。そのレベルアップを図るにはどうしたらいいのか、その解決法を提案する――。
連載◆第3回
Q. アプローチの調子によってスコアの波が大きいのが悩みです
A.状況判断と打ち方の確立、両方を目指しましょう
アプローチが寄らない――それによって、好不調の波が大きいと悩むアマチュアは多い。もちろん技術的な問題もあるが、状況判断が原因であるケースも多いと吉田プロは言う。
実はアプローチ巧者ほど、いつもやさしいところから打っている。グリーンの奥やラフの深いところ、強い傾斜地、ピンに近いサイドなど、"寄せられない"状況に外さないような2打目の狙い方をする。プロや上級者はこういったマネジメントが自然に身についているのだ。
ライがよく、グリーンエッジからピンまでの距離があるような状況なら、パターを使ったり、アイアンで転がすなどクラブの選択肢も増える。そのうえで、なるべくロフトの立ったクラブで打てれば大きなミスは減らせる。
技術的には、まずは自分のスタイルを確立することが大事だと吉田プロは言う。左足を軸とした横回転でスイングするのか、左腰が伸びつつ右肩が下がるような縦回転でスイングするのか、そういったフォームの確立もしておきたい。
そして、時計の文字盤のように「何時から何時」と振り幅をコントロールし、それぞれの振り幅で何ヤード飛ぶのかという距離の基準を作ることも重要だ。
自分の"型"を確立し、状況判断のレベルを上げること。これが、アプローチ巧者への両輪になるのだ。