J1リーグは3日に最終節を行い、今シーズンの全306試合が終了した。敷地内での事故により例外的に遅れてキックオフされた名古屋グランパス対柏レイソルが最後の試合となったが、思わぬ偶然とともに幕を下ろす形となった。

 柏の1点リードで迎えた後半アディショナルタイム、名古屋は相手DFジエゴのハンドによってPKを獲得する。これをFWキャスパー・ユンカーが決めて土壇場で同点に。そのまま1-1で終了し、ユンカーの得点が今季のJ1における最後のゴールとなった。

 今シーズンのJ1で生まれた総ゴール数は777。ユンカーがこの777点目を決めたことになるが、同選手の背番号は「77」であり、総ゴール数と最後の得点選手の背番号がすべて「7」で揃うことに。これには名古屋も公式X で「すごい偶然」とミラクルな出来事について反応している。

 なお、Jリーグは今季から背番号を99番まで選択可能にする改正を行っている。昨シーズンまでは原則50番が上限だったため、各選手が大きな番号を選ぶことが開幕時に話題になっていた。ユンカーのゴールは今季のJ1を象徴するものなのかもしれない。