シュトライヒ監督「以前の堂安律なら、あそこの判断は・・・」

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今季はなかなか波に乗る事ができていない、SCフライブルク。週末に行われたSVダルムシュタット98戦においても、昇格組を相手に1−1と再浮上に向け痛恨の痛み分け。それでもクリスチャン・シュトライヒ監督は「選手たちは全力を尽くしていた。献身的な姿勢がそこではみられていた」と、ミスによる失点も「完全に防ぎ切ることはできないものだから」と部分的に擁護したが、ただそれと同時に攻撃面に関しては「ストラクチャーは良かったし、前半では十分に得点するチャンスが実際に何度もあった」と決定力の欠如についても指摘した。
確かに数字上でみれば前半におけるシュートの数はわずか3回のみ、しかもいずれもセットプレーからのもので後半はこれといった見せ場も特になかったが、ただ長年得意としてきた「コーナーキックが11本あった、その点では本来ならば脅威になれるところが、不足し勝ちきれなかった」と分析する。スペシャリストのグリフォが本来の危険なボール提供を見せられなかったことが原因だが、そもそも総じてフライブルクの選手たちによるフィニッシュの精度の欠如を嘆いており「ミスが多すぎる」と苦言。「昨季はうまくいった選手たちが何人か出てきたが、今回はむしろツキに見放された選手が何人かいる」
その言葉に該当する選手の1人が、昨季公式戦通算15得点7アシストをマークした、オーストリア代表FWミヒャエル・グレゴリッチュであり、そして昨シーズンの全大会で7得点、7アシストをマークしていた堂安律についても挙げられるだろう。日本代表はこれまでの18試合では2得点、2アシストにとどまっており、 前述のダルムシュタット戦での前半では3度の得点機も活かせずにいる。「我々は律に対しうまくコーナーキックのバリエーションをして、あとはああいうチャンスはゴールに沈めてもらいたい」と指揮官。
また今回のダルムシュタット戦に関しては堂安律について、シュトライヒ監督はもう1つの批判点を挙げている。「以前なら律はペナリティエリアの右サイドで1vs1に入ると、相手をかわして2人が待ち構えている中央にボールを入れていたと思うし、それならば得点になっていたはずだ。しかしそれとは異なる決断をしてダイレクトにクロスを試み、コーナーキックとなった」と解説。
ただし重要な事の大前提としてシュトライヒ監督が、堂安がそのようにゴール付近でアクションをみせていたこと自体を評価した上での話であり、今はフライブルクのチーム全体として前線において、再び危険なアクションをみせられるようになる事が先決。まさにそのあたりがヨーロッパリーグでの越冬をかけたオリンピアコス戦の見どころにもなるだろう。
