従来のPlayStation 5から30%以上の小型化を果たした新型PlayStation 5が2023年11月10日(金)に登場しました。従来のPlayStation 5を持っているユーザーの中には「新型に買い替えた方がいいのかな?」と考えている人も多いはず。そこで、SIEから借りられた新型PlayStation 5「CFI-2000A01」(以下、新型PS5)と編集部で使っている初期型PlayStation 5「CFI-1000A」(以下、初期型PS5)の違いをチェックしてみました。

PlayStation(R) 5 本体 商品一覧 | PlayStation(R)5 | ソニー

https://pur.store.sony.jp/ps5/products/ps5/CFI-2000A01_product/

新型PSの外観やカバーの内側などを詳しくチェックする記事は以下のリンク先で確認できます。今回は新型PS5と新型PS5の違いを比べてみます。

30%小型化した新型PlayStation 5の外観を徹底チェック&別売り縦置きスタンドの装着手順もまとめてみた - GIGAZINE



・目次

◆1:設置時の占有スペースの違い

◆2:ポート類の違い

◆3:カバーの違い

◆4:ストレージ容量の違い

◆5:排熱&ファン音の違い

◆6:まとめ

◆1:設置時の占有スペースの違い

新型PS5の最大突起部を除く寸法は幅358mm×高さ96mm×奥行き216mmで、初期型PS5のベースを除く寸法は幅約390mm×高さ104mm×奥行き260mmです。新型PS5(左)と初期型PS5(右)を横置き状態で並べるとこんな感じ。



横置き時に最も高くなる部分同士を比べるとこんな感じ。新型PS5の方が約1cm低いです。



新型PS5と初期型PS5を同じ位置から撮影した写真を合成し、新型PS5の上に初期型PS5を半透明表示してみました。新型PS5は横置き時の専有面積がかなり小さくなっています。



新型PS5には縦置き用スタンドが付属していませんが、別売りの縦置きスタンドを装着することで縦置きすることができます。新型PS5(左)と初期型PS5(右)を縦置きして並べるとこんな感じ。新型PS5は高さも幅もコンパクトになっています。



側面の大きさを比べるとこんな感じ。



新型PS5は初期型PS5とくらべてかなりコンパクトになっていますが、スタンドの半径はほぼ同一。このため、専有する幅はほぼ同一です。



◆2:ポート類の違い

初期型PS5の正面には電源ボタン、ディスク取り出しボタン、USB-Cポート、USB-Aポートが搭載されていました。



新型PS5では電源ボタンの右にUSB-Cポートが2個並んでいます。USBの規格は左側がSuperSpeed USB 10Gbpsで右側はHi-Speed USBです。



新型PS5では、ディスク取り出しボタンがディスクドライブに内蔵されたので、電源ボタンとの押し間違いもなくなります。



初期型PS5の背面はこんな感じ。左から順にUSB-Aポートが2個、有線LANポート、HDMIポート、電源ポートが並んでいます。



新型PS5ではポートの順番が変化し、左から順にHDMIポート、有線LANポート、USB-Aポート2個、電源ポートが並んでいます。なお、USB-Aポートの規格はSuperSpeed USB 10Gbpsです。



◆3:カバーの違い

初期型PS5では、カバーを外すことで増設用SSDスロットにアクセスできました。



しかし、初期型PS5のカバーはかなり強く固定されており、取り外す際の力の向きが悪いとカバーの爪が本体内部に引っかかって傷が付いてしまうこともありました。



新型PS5のカバーは片手でスッと取り外せる固定方法に変更されています。



また、初期型PS5ではカバーは表裏各1枚の合計2枚でしたが、新型PS5では表裏各2枚の合計4枚に変更されています。



新型PS5ではディスクドライブの脱着が可能なのも大きな特徴です。



◆4:ストレージ容量の違い

初期型PS5の内蔵ストレージは825GBで、実質的な最大容量は667.2GBでした。



新型PS5は内蔵ストレージが1TBに増えており、実質的な最大容量も848.0GBとなっています。



◆5:排熱&ファン音の違い

初期型PS5と新型PS5の排熱温度を調べるべく、プリインストールされているASTRO's PLAYROOMを15分プレイした時点での排気口付近の温度を赤外線サーモグラフィーで測定してみました。

初期型PS5では51.7度。



新型PS5では52.9度でした。



また、同一条件で排気口から10cm離れた位置の騒音を測定してみた結果、初期型PS5の騒音は39.5dBAでした。



新型PS5の騒音は40.2dBAでした。



◆6:まとめ

新型PS5は初期型PS5と比べて大幅な小型化を実現しており、スペースの問題でPS5の購入を断念していた人には魅力的な製品に仕上がっています。ただし、PlayStation公式ブログには「PS5のゲーム体験を実現するテクノロジーや機能はそのまま」とゲーム性能は変化していない旨が記されています。また、PS5はSSDの増設に対応しているため、ストレージ容量の違いは決定的なポイントとは言えません。このため、すでにPS5を所持していてスペースの問題に困っていない場合は、新型PS5に乗り換える必要はなさそうです。

なお、小型化したPS5は記事作成時点ではAmazon.co.jpで税込6万6980円で入手可能です。

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