Ado 国立競技場公演が異例の決定も“姿見えないライブ”に賛否真っ二つ「YouTubeで十分」「音源とは全く違う」
人気シンガーのAdo(20)が東京・国立競技場で女性ソロアーティスト史上初となるワンマンライブを開催すると9月17日に発表した。この快挙に、ネット上では賛否が分かれているようだ。
Adoは’20年10月、17歳最後の日に「うっせぇわ」でメジャーデビューを果たすと一躍時の人に。’22年には「新時代」が、「第64回日本レコード大賞」の優秀作品賞を受賞。さらに今年に入ってからも「いばら」が『めざましテレビ』(フジテレビ)のテーマソングに、さらに「向日葵」が7月期のドラマ『18/40〜ふたりなら夢も恋も〜』(TBS系)の主題歌に起用され、大きな注目を集めた。
またライブにも積極的で、‘22年8月にはさいたまスーパーアリーナで単独公演を開催。そして今年6月からは日本武道館ツーデイズを含む全国ツアー『マーズ』を行い、9月17日には横浜アリーナでその千秋楽を迎えた。それと同時に、来年4月27日と28日に国立競技場で女性ソロアーティスト史上初となるワンマンライブを行うと発表。AdoはTwitterにこう綴っている。
《次は国立競技場でお会いしましょう!》
これまで国立競技場でライブを開催したのはわずか7組。それもSMAP、DREAMS COME TRUE、嵐、矢沢永吉(74)、といった限られた面々だ。Adoはメジャーデビューしてからわずか3年半という異例のスピードで、そんな一流アーティストたちと肩を並べることとなる。
ところが、このことに疑問を覚えるひとたちもいる様子。というのが、Adoのライブは“姿が見えない”ということが前提となっており、会場ではシルエットでしかそのパフォーマンスを確認することができない。そのため、ネットではこんな声が上がっている。
《生で歌ってるかどうかもわからんような歌わざわざ高い金払って聴きに行くの凄いね。その場の空気とかは楽しめるかもしれんけど、生の人間の歌ってるところとは全然違う》
《顔も見られない人のライブって何の価値があるのだろう。どういう表情で、どういう感情を込めて歌っているのか、それを生で目の当たりにするから感動するのでしょう?》
《YouTubeで十分だろ。わざわざLIVEやる必要性が無い》
■ライブの参加者からは「音源とは全く違う」と絶賛の声も
いっぽうで、Adoのパフォーマンスをフォローする人たちはこう語っている。
《LIVEと言うと、アーティストの表情、仕草、バンドの演奏、ダンサーのパフォーマンス、等々を肉眼で見て肌で感じながら楽しむもの、と思ってますが、顔出しなし、映像のみ、とか新しい形のものを提供する人がいて、それを楽しめる人がいれば、それで良いのでは、と思います》
《顔出ししないライブに共感できる人は参加し、共感できない人は参加しない。それだけだと思います。やがてサプライズで姿を見せられる日が来るかもしれないし来ないかもしれない。それも楽しみの一つではないでしょうか》
《どんな表情かなんて、聞く人が自分の体験やその時の感情に照らし合わせて想像するのが良いんじゃないの?》
またAdoのライブに参加したことがある人たちからは《Adoのライブにも2回参加しました。初めはボックスの中ですが途中で出てきてくれて、華麗に歌い踊る様、歌唱力に感動しました》《時々はずしたり音源とは全く違う人間味溢れる歌声、でもすごい声量と迫力でこの歌声は素晴らしいと鳥肌がたちました! 顔は見えなくてもシルエットはみえるし、行ってよかったしファンになりました!》という声が。
しかし、《去年、さいたまスーパーアリーナでやったニコニコ超パーティーにて生Adoさん観ました 曇りガラスのボックス内に逆光にして出てましたけどライブなのに生感がまるでなかった、本人かどうかわからんし、そもそもちゃんと歌ってるかすらわからない》《Adoさんのライブにフェスで2回参戦したけど、満足度はその日観たアーティストの中で1番低かった》という声もある。
様々な声が交錯するAdoのライブスタイル。それだけ彼女が“新時代の歌姫”ということなのかもしれない。