産経新聞社は8月8日、わかもと製薬と共同で行った「ニオイ」に関する調査結果を発表した。調査は7月7日〜17日、17歳以上の男女を1,995名(男性1,213名、女性782名)を対象にインターネットで行われた。

○最も気になるニオイは「汗」

自分の「ニオイ」で気になるのは?

まず、自分が発している「ニオイ」で気になることを聞いたところ、男女ともに「汗の臭い」(男性69.2%、女性78.2%)が最も多く、次いで男性は「加齢臭」(同62.4%、40.8%)、女性は「口臭」(同52.0%、58.4%)という結果に。加齢臭については、男性が女性を圧倒した数字となったが、全体的には、女性の回答比率が高かった。

○ニオイ対策は?

自分の「ニオイ」に対する対策については、「歯を磨く」が男女ともダントツの1位に。次いで、女性は「制汗剤」「デオドラント剤」「汗拭きシート」など汗対策に関するものの使用率が圧倒的に高く、男性の2倍以上に。全体的に、「汗の臭い」や「口臭」に関する対策が上位に並んだ。

他人に自分の「ニオイ」が気になる状況

○ニオイが気になるシチュエーションは?

また、自分の「ニオイ」が気になるシチュエーションを聞いたところ、「他の方と距離が近いとき」が、男女とも断トツの1位に。次点は「電車の中」で、マスクを外す人も増えており、密室になる状況での「ニオイ」を気にされている人が多いよう。

次いで、女性の3位は「運動後」、男性は「エレベーター中」で、女性は、自分の「ニオイ」が気になる状況のすべてが、男性を上回る結果に。一方で、男性の5人に1人は、自分の「ニオイ」を「特に気になる状況はない」(19.0%)と感じていることがわかった。

○他人の不快なニオイは?

他人の「ニオイ」で不快なものは?

次に、他人の「ニオイ」で不快に感じるものを教えてもらったところ、男女ともに、「口臭」がトップに。次いで、男性2位は「たばこ臭」(54.8%)、女性の2位は「汗の臭い」(69.8%)で、女性は、他人の「ニオイ」に対しても不快に感じている割合が男性より圧倒的に多い傾向に。

また、他人の「ニオイ」の中でも、食べたり飲んだりしたことによって発生した「ニオイ」について聞くと、男女ともに、半数以上の人が「ニンニク」と回答。次点は「酒」で、男性の4割、女性の6割が不快に感じており、女性は「酒臭い」のを嫌う傾向にあるよう。以下、「キムチ」「ネギ・ニラ類」「餃子」「納豆」と続いた。

最後に、「ニオイ」で不快に感じる対象は同性、異性のどちらかを聞いたところ、男女ともに男性の方が不快と感じる人が多い結果に。特に女性の約3分の2が、男性の「ニオイ」を不快に感じることが多いことがわかった。