Twitterに似た操作感で乗り換え先候補として注目されているSNS「Bluesky」は、iOSやAndroid向けに公式アプリをリリースしている他、PCから使えるウェブアプリも存在しています。しかし、中には「使い慣れたMastodonクライアントでBlueskyも操作したい」と考えているユーザーもいるはず。有志が開発しているプロキシ「Sky Bridge」を使えば、MastodonクライアントをBlueskyクライアントとして使えるようになるとのことなので、実際に試してみました。

Sky Bridge

https://skybridge.fly.dev/

Sky BridgeはMastodonクライアントにインスタンスとして登録することでBlueskyを使えるようにするプロキシです。将来的には多用なクライアントに対応することを目標としているそうですが、記事作成時点ではmacOSおよびiOS向けのMastodonクライアント「Ivory」で使うことが推奨されていたので、今回はiOS版IvoryをBlueskyクライアントとして使う手順を確かめてみます。

◆Blueskyで「App Password」を新規作成

Blueskyには外部アプリ用に別パスワードを作成することでアカウントの安全を保つ「App Password」と呼ばれる機能が存在しいるので、まずはApp Passwordsを作成しておきます。iOS版Blueskyアプリを起動してサイドメニュー内の「Settings」をタップ。



続いて「App Passwords」をタップ。



「Add App Password」をタップ。



App Passwordの名前を入力するように求められたら好みの名前を入力して「Create App Password」をタップ。今回は「Sky-bridge」と名付けました。



「Create App Password」をタップするとパスワードが自動生成されるので、パスワード管理アプリなどに記録しておきます。「Done」をタップすれば作業完了ですが、「Done」をタップした後はパスワードを確認できなくなるので、かならず別の場所に記録しておいてください。



◆Mastodonクライアント「Ivory」でBlueskyを使う

App Passwordの準備ができたので、iPhoneにIvoryをインストールしてSky Bridgeを介してBlueskyクライアントとして使ってみます。まず、App Storeで「Ivory」を検索して「入手」をタップ。



Face IDやTouch IDで認証してインストールを進めます。



インストールが完了したら「開く」をタップ。



Ivoryの初回起動画面が表示されたら画面下部のボタンをタップ。



インスタンス名の入力欄が表示されたら「skybridge.fly.dev」と入力して「Continue」をタップします。



「続ける」をタップ。



サインイン画面が表示されたらBlueskyのユーザー名とSky Bridge用に作成したApp Passwordを入力して「Sign In」をタップ。



「Continue」をタップ。



「See Pricing」をタップ。



今回は表示を確かめたいだけなので「I Just Want to Demo」をタップ。



「無料デモだと投稿不可で閲覧機能しか使えない」という通知が表示されるので「Continue」をタップ。



すると、Blueskyのタイムラインが表示されました。



ユーザー検索も可能でした。



Sky Bridgeは記事作成時点ではIvoryでのみテストされていますが、将来的には対応クライアントを増やす予定とのこと。Sky Bridgeのソースコードは以下のGitHubリポジトリで公開されており、Issueやプルリクエストを歓迎するとのことです。

GitHub - videah/SkyBridge: A work in progress bridge/proxy that lets you use Mastodon apps with Bluesky.

https://github.com/videah/SkyBridge