大谷翔平に「ついていきたい」 新人ネトが感銘受けた助言を告白「自分らしくいればいい、と」
レンジャーズとの4連戦初戦で2安打の遊撃手ネト
米大リーグ・エンゼルスは12日(日本時間13日)の敵地レンジャーズ戦で、延長12回にもつれ込む激闘の末に9-6で勝利し、4連戦の初戦で白星を挙げた。「2番・DH」で先発出場した大谷翔平投手が7回の19号同点ソロに続き、延長12回には逆方向に20号勝ち越し2ラン。ヤンキースのアーロン・ジャッジ外野手を抜き、本塁打数でア・リーグ単独トップに立つ活躍を見せた。チームの守備を支える新人のザック・ネト内野手は大谷について「彼のような選手についていきたい」とリスペクトを示した上で、大切なアドバイスをもらったことを告白した。
先発のタイラー・アンダーソン投手が打ち込まれ、3回を終えて1-5と劣勢だったエンゼルス。それでも5回の3得点で盛り返し、4-5で迎えた7回に大谷の19号ソロで同点。延長10回の守備では、2死二、三塁の場面でネトがセミエンの打球をファンブルしながらも遊ゴロに仕留め、サヨナラ負けのピンチを脱出。その後12回の大谷の勝ち越し2ランにつながった。
試合後、ネトはインタビューに応じ、大谷について言及。その模様をMLB専門局「MLBネットワーク」公式ツイッターが動画で公開した。ネトは「オオタニを見ていて飽きることはある?」と聞かれると「ないよ。彼は見ていて素晴らしい野球選手だ。ロールモデルだよ。彼は僕の面倒を見てくれているんだ。彼のような選手についていきたい、と思わない人がいるだろうか」とリスペクトを語った。
さらに「あなたに、彼が伝えたことで1番大きなことは」と問われると、こう答えた。
「自分らしくいればいい、と言ってくれるんだ。彼は冷静になる方法や考え過ぎないことについてたくさん話してくれる。クリアな気持ちで打席に立ったり、守備についたりできるようにね。だから僕は毎日彼に『色々とありがとう』って伝えているんだ。彼はそうする必要もないのだから。彼は僕がベストを出せることを願っているし、僕も彼がベストを出せることを願っているよ」
ネトは打っては前日のマリナーズ戦で2本塁打、この日も2安打。守ってもスーパープレーでチームを助けるなど、新人ながら大きく貢献している。大谷と過ごす日々が大きな成長につながっているようだ。
(THE ANSWER編集部)