錦鯉、初の全国独演会ツアー『バカが来た』が開幕　オール新ネタ＆映像のパフォーマンスで2時間超を駆け抜ける（写真13点）

2023年6月9日 20時0分

6月4日（日）、錦鯉の全国ツアー『錦鯉独演会「バカが来た」』が東京・全電通労働会館で初日を迎えた。

錦鯉独演会「バカが来た」撮影＝二瓶彩

錦鯉は、『M-1 グランプリ 2021』史上最年長でのチャンピオン獲得から、瞬く間にお茶の間の人気者へ跳ね上がった。2021 年 10 月に行われたコンビ初の独演会『こんにちわ』以来、約1年半ぶりとなった今回の『バカが来た』は、初の全国ツアーとして開催されている。キービジュアルおよび場内に掛かる垂れ幕の文字「錦鯉独演会」は長谷川が、「バカが来た」は渡辺が、それぞれ手書きしたものだ。

錦鯉独演会「バカが来た」

会場は、赤ちゃんからお子さん、お年寄りの方まで、老若男女幅広い年齢層のお客さんが埋め尽くし、開演前からすでにヒートアップ。長谷川は白スーツ姿、渡辺は紺スーツ姿のおなじみの衣装で出囃子に乗って舞台へ姿を見せると、さっそく満場の客席からは万雷の拍手が降り注ぐ。こうして、場内のボルテージは早くも最高潮に達した。

錦鯉独演会「バカが来た」撮影＝二瓶彩

オープニングながら、まるでカーテンコールを思わせるかのような鳴り止まぬ拍手に、錦鯉の二人は思わす感無量の表情に。そんな空気を払拭するかの如く、渡辺は「目が合うお客さん、全部おっさんばかり」と、毒を交えながらも笑みを浮かべ流れを呼び込む。

錦鯉独演会「バカが来た」撮影＝二瓶彩

それに呼応する形で、いつも以上に感情を込め、長谷川も「こんにちわー」と、元気いっぱいにお客さんへ呼び掛ける。二人はオープニングトークから軽妙な掛け合いで場内へ絶え間ない爆笑を届け、初独演会から M-1優勝を経たこの1年半でさらに磨き上げた腕と実力を、存分に見せつけていく。

錦鯉独演会「バカが来た」撮影＝二瓶彩

今回のライブツアーは、9つのオール新ネタに、ネタ間のブリッジとして錦鯉の二人による個性全開の幕間VTRが流れるという、2時間超のプログラムで構成。公演終盤には、突如長谷川が舞台を降り、客席を歩き回り直にお客さんと交流するサプライズも。公演を全力で駆け抜け、精一杯のパフォーマンスで得られた満足感と充実感に、二人の表情は高揚感に満ち溢れていた。