2度目の国内2冠は史上3人目…ペップ「今初めて3冠について話せる」

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 マンチェスター・Cを率いるジョゼップ・グアルディオラ監督が、FAカップ制覇の喜びを語った。3日、イギリスメディア『スカイスポーツ』が伝えている。

 FAカップ決勝が3日に行われ、マンチェスター・Cはマンチェスター・Uと対戦。同大会決勝では史上初の“マンチェスター・ダービー”となった一戦は、大会の決勝史上最速となる試合開始12秒でイルカイ・ギュンドアンがゴールを決め先制に成功。33分にPKから同点弾を許したものの、51分に再びギュンドアンが勝ち越しゴールを奪い、このまま2−1で試合終了。勝利したマンチェスター・Cはプレミアリーグに続いて国内2冠を達成した。

 この結果、同一シーズンにプレミアリーグとFAカップを制したのは、2018−19シーズン以来2度目となったグアルディオラ監督。データサイト『OPTA』によると、複数シーズンでリーグとFAカップの2冠を達成したのは、アーセン・ベンゲル氏(1997−98、2001−02)、アレックス・ファーガソン氏(1993−94、1995−96、1998−99)に続いて、グアルディオラ監督はイングランドサッカー界史上3人目の指揮官となった。

 また、今シーズンはチャンピオンズリーグ(CL)でも決勝進出を果たしているマンチェスター・Cは、イングランドサッカー界では1998−99シーズンのマンチェスター・U以来となる、CLを含めた“トレブル”(3冠)達成に王手となった。

 試合後、グアルディオラ監督はイギリスメディア『BBC』で「今、初めてトレブルについて話すことができる。ユナイテッド相手というのは私たちの街にとっても、ファンにとっても特別だった。本当にいいパファーマンスだった。とても満足している」と喜びを語った。

 また、その後の記者会見でもグアルディオラ監督は「私たちはプレミアリーグで5回、FAカップで2回、カラバオでも素晴らしい成績を収めてきたが、このチームがふさわしい存在と認めてもらうためにはチャンピオンズリーグで勝たなければならない」と6月10日に行われるCL決勝への意気込みを口にした。

「素晴らしかったし、楽しかったけれど、勝たなければならない。あと1試合だ。選手たちには自分にプレッシャーをかけなければならないと伝えていた。何かを成し遂げたと認められるためにはヨーロッパで勝たなければならない」