MLBで162.5キロの“浮き上がるシンカー”が話題 投げたエ軍新人に米衝撃「誰だこの怪物は?」
ベン・ジョイスがメジャーデビュー
米大リーグ・エンゼルスの170キロ右腕ベン・ジョイス投手が29日(日本時間30日)、敵地ホワイトソックス戦でメジャーデビュー。1回1安打無失点、2奪三振の好投を見せた。速球は11球全てが100マイル(約161キロ)超えの圧巻投球。中でも「シンカー」表示で浮き上がるように見える速球が米ファンの度肝を抜いており「どうしてこれがシンカーなんだ、浮き上がってるじゃないか」「誰だこの怪物は?」などと反響が集まっている。
右打者の内角に向かって浮き上がっていくようだ。MLB初登板のジョイス。ゴンザレスに投じた剛速球が衝撃を与えた。球速101マイル(約162.5キロ)で、画面に表示された球種は「シンカー」。やや落ちながら変化するのが普通だが、その軌道はまるでホップしているようにも見える。ゴンザレスは不完全なスイングで空振り。三振を喫した。
このボールに注目したのは、「ピッチング・ニンジャ」の愛称で知られる投球分析家のロブ・フリードマン氏。実際の映像をツイッターに公開すると、米ファンからは「このシンカーは……浮いた?」「101マイルのシンカーって言った?」「浮き上がるシンカーに見える」「どうしてこれがシンカーなんだ、浮き上がってるじゃないか」「シンカーが101マイル、不公平」「これは浮き上がっている? なんてこった」「誰だこの怪物は?」「このシンカーは浮いている」「これは馬鹿げている(笑)」「この変化(笑)」などと衝撃を受けた様子でコメントが書き込まれた。
中には「ベン・ジョイスが101マイルの……ライジングシンカーを投げた?」と“新球種”を命名するファンもいた。ジョイスはテネシー大に所属していた2022年、最速105.5マイル(約169.7キロ)を計測したことで大きな話題を呼び、昨年のドラフトでエンゼルスから3巡目、全体89位で指名された。この試合は1回1安打無失点。2つの三振を奪う上々のデビューとなった。
(THE ANSWER編集部)