今季4シーズンぶりに甲府へ復帰を果たしたウタカ photo/Getty Images

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J1とJ2の両方で得点王に輝いた経験があるヴァンフォーレ甲府のFWピーター・ウタカ。今年2月に39歳の誕生日を迎えたが、まだまだ衰え知らずの怪物だ。

27日に行われた明治安田生命J2リーグ第18節で、大宮アルディージャをホームへ迎え入れた甲府。今季苦戦を強いられている相手に対してゴールラッシュを披露し、5-1の勝利を収めた。そして、この一戦でスタメンに名を連ねたウタカが違いを見せつける。

8分、ウタカは左クロスに対してファーサイドへ走り込むと、ダイレクトで中央に折り返して武富孝介の先制点をアシスト。73分には激しいプレスから相手のミスを誘い、相手陣内を独走してゴールを決めた。さらに、直後の77分にも、同様に相手のミスを逃さずこの日2点目のゴールを決め、2ゴール1アシストの活躍でチームを勝利へ導いたのだ。

ウタカは今季、スタートこそなかなかゴールを決めることができなかったが、試合を重ねるにつれてしっかり調子を上げており、ここまでのゴール数は「8」(J2の得点ランク3位タイ)。また、アシスト数も「4」を記録しており、得点に直接関与した数がすでに「12」となっている。データサイト『opta』によると、今季の得点直接関与数は、渡邉りょう(藤枝)と並んでここまでトップタイだという。

リーグ戦もそうだが、甲府は今季、クラブ史上初となるACLの戦いも控えている。39歳のウタカが、アジアの舞台でどれだけやれるのかも見ものだ。