エンゼルスのマット・タイス【写真:ロイター】

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大谷翔平が「3番・投手」で先発

 米大リーグ・エンゼルスの大谷翔平投手は27日(日本時間28日)、本拠地マーリンズ戦に「3番・投手」で先発したが、8-5で敗れた。4-4の延長10回にチームは守備のミスを連発。失策で勝ち越しを許した後、併殺打から捕手がベースを踏み忘れた。一時はチェンジになったが、判定が覆る展開。土壇場で4失点し、米記者は「オーノー…」と絶句した。

 延長10回にまさかのプレーが相次いだ。1死一、二塁から左翼のミッキー・モニアクが落球。明らかに追いついていたが、勝ち越しを許した。なおも1死満塁から投ゴロで本塁へ。マット・タイス捕手が一塁に送球し、併殺打で最少失点で切り抜けた。かと思いきや、両軍ベンチに戻った後に判定が覆る珍事。タイスがベースを踏み忘れており、試合が再開された。

 直後に適時打を許し、最悪の展開。カリフォルニア地元放送局「バリー・スポーツ・ウェスト」の実況パトリック・オニール氏は「信じられません。信じられません」「ファンが出口に向かっていきます。呆然とした沈黙」とため息交じりに実況した。

 MLB公式サイトのブレント・マグワイア記者はツイッターで「オーノー、ミッキー・モニアック……」「オーノー、マット・タイス(マット・タイスがホームプレートに触っていなかったので判定が覆った)」と投稿。AP通信のエンゼルス番グレッグ・ビーチャム記者もツイッターで「あのダブルプレーはビデオ判定で覆ったので、マーリンズは6-4のリードに。さらにそこからギャレット・ハンプソンがすぐに2点適時打を放ち、8-4にした。来てくれてありがとう、アナハイム」とつづった。

 米スポーツ専門局「FOXスポーツ」のアナリスト、ベン・バーランダー氏は「オーノー!! さらなる検証の後、イニングを終了させるダブルプレーはこれのために覆った(また誰かが『頭がおかしいに違いない』と叫んでいる)」とツイート。それぞれが落胆や驚き、嘆きなど様々な反応を見せている。6勝目を目指した大谷は6回6安打2失点で10奪三振、打っては4打数無安打1盗塁だった。

(THE ANSWER編集部)