日光市で開かれる先進7カ国・G7広島サミットに伴う会合まで1カ月を切り、市内にあるテーマパークでは27日、子どもたちによるサミットが開かれました。

 G7広島サミットや関連する会合が日本各地で開かれ国際課題などについて議論される中、参加国の有名建築物も展示している日光市の東武ワールドスクウェアでは、G7参加国にゆかりや留学経験がある栃木県内の中高生12人が、集まった約100人を前に会見に臨みました。

 この「こども未来サミット」は、男女共同参画・女性活躍担当大臣会合が6月に日光市で開かれるのを記念して行われたものです。

 生徒たちは、この日のために各国の家族や仕事、政治について事前に学習を行っていて、フランスでは議員の男女割合にそこまで開きがないことや、イタリアでは育児休暇の制度が日本より進んでいることなどを発表しました。

 そして、男女が共に輝ける社会を実現するために自分たちができることをまとめた宣言書を読み上げました。

 その後、代表の生徒がこの宣言書を日光市で行われる関係閣僚会合の責任者である栃木県の福田富一知事などに手渡しました。

 宣言書は、6月24日に宇都宮市で開かれる内閣府主催の全国会議で小倉將信担当大臣に提出されます。