春に新調したい文房具。どうせなら、子どもが勉強をしたくなるアイテムを選びたいもの。近年、使うのが楽しくて、便利で、ついつい手に取ってしまう文房具が次々と生まれています。子どもだけでなく、大人も「学びスイッチ」が入ってしまう逸品を文房具プレゼンターのふじいなおみさんに教えてもらいました。

どんどん勉強がしたくなる「スイッチ文房具」

「頭がよくなるために必要なことは?」と聞かれたら、どう答えますか? 本人がもっている能力でしょうか、それとも毎日の努力でしょうか? それぞれ必要だと思いますが、意外と見落としがちなのが「文房具」です。使う道具が好きなもので、楽しければ、毎日使いたくなりますよね。近年、使うのが便利すぎて、楽しすぎて、子どもたちがついつい手に取ってしまう文房具が次々と誕生しています。

●自分だけの漢字辞典ができ上がる「漢字探求ノート」

その名前の通り、単純に漢字を書いて覚えるだけでなく、漢字の意味や画数、読み方や例文などなど、周辺の情報も書き入れられるノート。より深く漢字を知ることで、興味が増し、ノートを埋める楽しさも大きくなりますよ。

・漢字探究ノート/日本ノート

価格:220円(セミB5)/154円(B6ヨコ)
サイズ:W179×H252mm(セミB5)/W179×H126mm(B6ヨコ)
ページ数:60ページ
その他:全2種

●凸凹加工で名前を書く「おなまえドリル」

文字を覚える一歩目に大切なのは、書いている実感です。このドリルは、お子さん専用に注文できるひらがなドリルで、文字に縁取りがあるページから練習できます。また、紙がざらざらしているので、書き味を指や手でしっかり感じて覚えることができます。

・手て指ゆびで感かんじる凹凸おなまえドリル/できるびより

価格:990円
サイズ:W210×H297mm(A4)
ページ数:凹凸あり20回分、凹凸なし20回分、グレー20回分
その他:全2種類
※名前の文字数によって内容の枚数が変化します

●筆記環境向上で勉強のストレスを削減

長く机に座って集中できない…。その理由は、書くのがすぐに疲れてしまうからかもしれません。そんなお子さんにはこの文房具がおすすめ!

見た目のかわいさにだまされてはいけませんよ。正しい持ち方で鉛筆を持ち、しかも指が痛くならないので、書くという作業に集中させてくれます。左手用もラインナップされているのもうれしいですね。効率よく勉強できるかどうかは、始める前にすでに勝負がついているのです!

・もちもっち鉛筆グリップ/ソニック

価格:330円
サイズ:W17×D14×H38mm
カラー:ブルー、ピンク(右手用)/グリーン(左手用)

●想像力の背中を押してくれるスケッチブック

どんなに絵が好きでも、いきなり真っ白なキャンバスを渡されて「さあ、自由に描いていいですよ」と言われたら、大人であっても困ってしまいますよね? そんな迷える未来の画家を助けてくれるのがこのスケッチブックです。図形や点線で、描くヒントが用意されているため、描きたいものがすぐに見つかるうえに、描くだけでなく、塗ったり、切ったり、貼ったりとさまざまな楽しみ方が可能です。発想力がみがかれます。

・One Day/マルマン

価格:605円(B6)
サイズ:W178×D6×H122mm(B6)
重さ:90g(B6)
ページ数:24枚
その他:全3種

 

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