静岡県在住の幼稚園児・土屋翔大くん【写真:パウロ吉田】

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未来のスター候補生を発掘「BLAZE A NEW PATH〜天才キッズを探せ No.66」

 日本サッカー界の未来を担う将来有望な天才キッズを探す「FOOTBALL ZONE」の連載「BLAZE A NEW PATH」(新しい道を切り開く)。

 謎のスカウトマン・パウロ吉田が日本全国を回って未来のスター候補生を発掘するなか、今回は静岡県在住の幼稚園児・土屋翔大くんに迫る。(取材・文=パウロ吉田)

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 今回紹介するのは静岡県に住む幼稚園年少さんのショウちゃんこと土屋翔大くん。本連載では3人目、久しぶりの幼稚園児だ。

 筆者が以前からショウちゃんが取り組むトレーニングをSNSで目にしていて、素晴らしい積み重ねをされていたので非常に興味を持っていて、こういった取り組みを多くの保護者の方に知っていただき、1つのスポーツにだけ取り組むのではなく、さまざまな運動体験から身体操作を学んでいってほしい、という願いもあって今回取材させてもらった。

 サッカーボールを使ったトレーニングはもちろんだが、筆者が注目したのは身体操作に重きを置いたトレーニングを、お母さんと遊びの延長のように取り組んでいたところだ。プロのサッカー選手ですら身体操作の基礎がきちんとできていなかったり、昨今プロの世界でも改めて見直されている運動における1番大切な部分だ。こうしたトレーニングはインターネット等を参考にしつつ、自分たち独自のトレーニングを生み出しているそう。

 ショウちゃんのお父さんは中学生まで野球、高校からはハンドボール、お母さんは小学生の時に新体操種目別で神奈川県大会2位になった実力者で高校ではバレーボールをやっていたというスポーツ好き。お父さんの職業は救急救命士で身体操作に関しては職業柄、現在も深く学ばれている。お母さんは体育大学に行かれていたそうで、両親ともに身体操作の大切さを熟知しているがゆえに、ショウちゃんはその恩恵を受けているのだと分かった。

 ショウちゃんには中学生のお兄ちゃんがおり、生まれた時から生活の身近なところにサッカーがあった。小学5年生のお姉ちゃんは新体操をやっているのでショウちゃんにとっては身体操作のお手本のような存在だろう。

 お兄ちゃんのサッカーに付き添いで行った先でグランドの隅でサッカーボールを蹴るところからサッカーを始めたショウちゃん。お兄ちゃんの見様見真似でやっていたドリブルが思ったより上手かったり、2・3歳の頃には小学校1年生くらいの子が取り組むようなドリブルをやってのけたそうで、その時はご両親も「向いているのかな?」と感じたという。

 現在はまだ年長さんでチームには所属しておらず、エスパルスのスクールに通いながら長期休暇の際にさまざまクリニックに参加したり、同年代のお友達と一緒にチームを作って大会に出場したりしている。
 
 本格的なサッカーの試合での実力を測るのは時期尚早ではあるが、同年代の中では抜けていることは間違いない。

 テレビアニメ「ブルーロック」の蜂楽廻に憧れていて空中エラシコにチャレンジしたり、現代っ子らしい一面も。正しい身体操作を幼少期から積み上げ、今後blaze kidsとしてグローバルエリートキャンプなどを通してサッカーの中で必要な判断力などを身に付けていくと、どう成長していくのかが今から楽しみだ。

土屋翔大くん「プロフィール&1日のスケジュール」

【プロフィール/2023年2月時点】

土屋翔大
SHODAI TSUCHIYA

生年月日:2018年9月13日
出身地:静岡県
身長・体重:108センチ・18キロ
足のサイズ:18センチ
ニックネーム:しょうちゃん
サッカー歴:1年6か月
所属スクール:エスパルスサッカースクール
憧れの選手:リオネル・メッシ(パリ・サンジェルマン)

【1日のスケジュール】
6:30 起床
6:40〜7:00 朝食
7:00〜7:30 アニメ鑑賞
7:30〜8:30 自主練
8:30 登園
14:10 帰宅
15:00 スクール場所到着
15:00〜15:30 自主練
15:30〜16:30 サッカースクール
17:00 帰宅
17:30 夕食
18:30〜20:30 インスタ撮影、自主練
20:30 入浴
21:00 ストレッチ後就寝(パウロ吉田 / Paulo Yoshida)