3年ぶりに行われた郡市町対抗駅伝で、観客の度肝を抜く9人抜きの快走で一躍時の人となった壬生町のガンドゥ・ベンジャミン選手。地元のヒーローは大会後も注目を集めています。

 1月29日の郡市町対抗駅伝で8区を走ったベンジャミン選手は9人を抜く圧倒的なスピードで壬生町が初めて先頭になる大活躍を見せ、その「異次元の走り」に注目が集まりました。ベンジャミン選手は、現在、壬生町の地域おこし協力隊員として活動する一方、自身が主催してランニング教室を開いています。

 去年(2022年)12月から毎月3回開いていますが、駅伝終了後に問い合わせが相次ぎ、参加者は2倍から3倍に増えました。ベンジャミン選手の指導はプロも実践する本格的なものですが、「楽しめばよい。できなくてもそのうちできる」と参加者に『寄り添う』スタイルです。この結果、子どもたちは練習を長く続けることができるといいます。

 また、子どもだけでなく誰でも参加が可能なため運動不足になりがちな親も楽しみながら走っています。駅伝で注目されたベンジャミン選手が与える効果は絶大。次回のランニング教室は2月25日に開かれます。