天皇陛下が事業の運営に優れた社会福祉施設に贈る御下賜金の伝達式が17日、栃木県庁で行われました。

 天皇陛下から金一封が下賜されたのは、宇都宮市の社会福祉法人「飯田福祉会」が運営する特別養護老人ホーム高砂荘です。これは民間の社会福祉事業を促進させるため、毎年、天皇誕生日を前に事業の運営に優れた施設や団体に贈られるもので、福田富一知事から高砂荘の澤山和之施設長に金一封が手渡されました。

 「飯田福祉会」は今から約50年前に「高砂荘」を開設し、現在は宇都宮市内を中心に高齢者向けのデイサービスや地域包括支援センターなどを運営し、地域の福祉に貢献しています。「人を愛し、地域に愛される」という理念の下、質の高いサービスの提供に力を入れてきました。福田知事は「より良い福祉制度にしていくために、現場から声を上げ続けて」と激励しました。