台湾の高校の修学旅行に当たる「訪日教育旅行」の誘致と県内の高校生との交流を進めようと栃木県は16日、台湾の高校の校長ら6人を招き、日光明峰高校などで視察を行いました。

 県は政府観光局が主催する「台湾における訪日教育旅行促進事業」に参加し、海外の青少年との交流促進や将来の観光客の確保などを目的に、訪日教育旅行の誘致に取り組んでいます。16日は、台湾の普通科の女子高校や台湾で最も大きい約3600人の生徒が通う工業高校など、6校の校長や学務主任6人が日光明峰高校を訪れました。

 玄関で星野匠生徒会長ら生徒会役員の出迎えを受けた視察団の一行は、吉川孝昭校長から学校の紹介を受けた後、授業を見学しました。授業は日光明峰高校の特色の一つ、日光の歴史や文化について生徒たちが自主的に学ぶ「日光学」で、生徒たちが日光の名所や飲食店などを1泊2日で巡るツアーをプレゼンテーションしました。

 その後の意見交換では「郷土愛をはぐくむ日光学の授業は素晴らしい」、「今後、ネットなどを使って交流を進めていけたら」などの意見が出されました。