『リコリコ』ファン必見!完全生産限定盤『ALIVE』をClariSに聞く!

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昨年TVアニメ『リコリス・リコイル』OPテーマとして話題を集めた「ALIVE」が、完全生産限定盤となって新たにリリース。昨年リリースされたシングルに収録された「ALIVE」「ループ」「忘れてもいいよ」「ALIVE -TV MIX-」に加え、「ALIVE LycoReco Version」「ALIVE - From THE FIRST TAKE」と「ALIVE」の全バージョンを収録。ジャケットは描き下ろしのLPサイズで、ポスターも同梱されるなど特別仕様のプレミアムな1枚。ClariSにとって「ALIVE」は特別な曲だと話す二人。前半では、「ALIVE」と『リコリコ』の魅力を改めて紐解いていく。(前編/全2回)

■インパクトがあって飾ってもオシャレ。特別感がある1枚

――半年近く前にリリースした作品を、装いを新たに完全生産限定盤としてリリースします。特典がすごいですね。

クララ:はい。ジャケットはLPレコードサイズでポスターも付いていますし、私たちの楽曲を聴きながらアニメのシーンを思い出していただける仕様の、特別な1枚に仕上がっています。

カレン:ジャケットやポスターは描き下ろしですし、CDの台紙にはアニメの名シーンが描かれています。これが全部ひとつにパッケージされているなんて、本当に豪華だよね?

クララ:うん。それにこのLPレコードのサイズ感は、インパクトがあって飾ってもオシャレだし、特別感がすごくあるよね。

■「ALIVE - From THE FIRST TAKE」はより深みが増した

――アニメ『リコリス・リコイル』の公式サイトに寄せた、ストーリー原案アサウラ氏のコメントによると、コロナ禍でいつ放送できるか未定のままだったと。「ALIVE」のレコーディングも、放送よりかなり前に終えられていたのですか?

クララ:はい。シングルのリリースが昨年8月で、その1年以上前にはレコーディングを終えていました。その時は、大まかな設定資料はいただいていましたけど、ストーリー展開や実際にキャラクターがどんな風に動くのかまでは分からなくて。でも、曲がすごく格好良くて疾走感があるものだったので、きっと激しい戦闘シーンもあるんだろうなとイメージしながら、想像力をフルに働かせて臨みました。

カレン:当時のClariSは、10周年を機に新たなチャレンジに挑んで「壁を破るんだ!」と意気込んでいて、その雰囲気がアニメとどうリンクしていくのか未知数だったので、皆さんに早く曲を聴いてほしい気持ちと同時に、私たちも早くアニメを観たくてウズウズしていました。レコーディングでは歌詞を読んで受けた印象で歌ったのですが、アニメの放送終了後は、「ALIVE」を歌いながらアニメのシーンが頭に浮かべることができて、レコーディングの時よりもっと感情移入して歌うことができています。

――今レコーディングしたら、全く違う「ALIVE」になるかもしれないですね。

クララ:それができたのが、「ALIVE - From THE FIRST TAKE」で、今作にも収録しています。原曲とはアレンジこそ違いますけど、アニメを観終わって感じたキャラクター同士の関係性や感情を、しっかり歌に乗せることができたと思います。ただ、最初から今も一環しているのは、二人組であるという部分でのリンクです。最初にいただいた設定資料や歌詞から感じたのは、千束とたきながお互いを思いやりながら一緒に進んでいく姿で、それが私たちClariSの関係性とすごくリンクしました。だから最初は私たち自身と重ねて解釈することができましたし、アニメの放送が始まって以降は、そこに千束とたきなの感情もプラスされて、楽曲としてより深みが加わったと思います。

■「ALIVE」に合わせた発声法を一から作った

――最初に「ALIVE」を聴いた時は、やはり驚きましたか?