ソルマーケティング(Sol Marketing)のブランドストラテジストとCEOを務めるデブ・ガボール氏は、メタバースをベースとする体験は、シミュレーション体験を提供することにより、オンラインベースのブランドにとって利益になり得ると語る。ベビー用品の場合、これは商品のサイズを的確にイメージしたり、家具が子ども部屋にどのように収まるかを確認したりすることを意味する。メタバースをベースとする体験が成功するには、最終顧客がその空間を簡単に移動でき、十分に没入感を得られる必要があると、ガボール氏は語る。そして、バーチャルショッピング体験は良い点があるとしても、今日の環境でブランドが運用していくためのベースライン要件からはかけ離れたものだ。しかし、メタバースをベースとするさらに多くの体験が一般的になれば、これは変わっていくかもしれない。ガボール氏は次のように述べている。「この分野のブランドは、まだアーリーアダプターだ。これが小売カテゴリーで標準装備になれば、ほかのブランドも同じものを採用せざるを得なくなるだろう」。しかし同氏は、ブランドがテック自体をマーケティングの策略として重視しすぎることに警告している。ほとんどの消費者は派手なテクノロジーそれ自体には興味を抱いていないと、同氏は語る。「消費者は、ブランドがどのようなテクノロジーを使用しているかとか、その背後のストーリーなどには関心がない。消費者が関心を持つのは、そのテクノロジーによって体験がよりエキサイティングで、簡単で、感性に訴える方法で買い物ができるようになることだ」と、同氏は述べている。グラント氏は、このシステムが万人に適したものではないことを認めている。しかし、これを試してみる意欲を持つ人々にとって魅力的な体験になることが主な目標だ。同氏は次のように述べている。「これらの人々に、自分たちがメタバースの一部であると感じてほしいわけではない。これらの人々が楽しい時間を過ごし、有益なことを学んで、自分たちに必要な商品を見つけたと感じてほしいのだ」。[原文:Baby registries are entering the metaverse] MELISSA DANIELS(翻訳:ジェスコーポレーション、編集:黒田千聖)Image via Babylist