10月20日のドラフト会議で、原辰徳監督は高松商・浅野翔吾の指名権を獲得して、喜びの表情を見せていた(写真・JMPA)

 11月11日、プロ野球の読売ジャイアンツは、福岡ソフトバンクホークスを退団した松田宣浩(39)の入団を発表した。

 松田は2006年にソフトバンクに入団し、これまでの通算成績は1831安打、301本塁打を記録している。ムードメーカーとして、本塁打後に「熱男」と叫ぶパフォーマンスでも知られており、ソフトバンクでは7度、日本一を経験している。

 巨人の原辰徳監督(64)は、前日に球団の公式Instagramのライブ配信内で、松田とは明かさなかったが、「近いうちにね。かなりベテランの野球経験を持っていて、ジャイアンツにはとても必要な戦力として、新たな選手を発表しようと計画しています」と予告していた。松田には強い期待をかけているとみられる。

「2022年シーズンで4位に終わり、2年連続の負け越し。さらに、負け越しでのBクラスは16年ぶりという屈辱の結果で、球団の歴史を見ても、原監督は “史上初の2年連続負け越し監督” となってしまいました。

 最後の最後まで3位争いをしていましたが、9月にキャプテン・坂本勇人の “中絶トラブル” 報道が飛び出すなど、ベンチ内に重たい雰囲気が広まっていたことも事実です」(巨人担当記者)

 ネット上の野球ファンからは、期待の声があがっている。

《巨人に松田が来るみたいですね 若手の教育と盛り上げ役で期待》

《熱男が入団して、長野が復帰して、大久保コーチが入ったことで、かなりチームの雰囲気が良くなると思う》

《松田さん巨人へようこそ!! 若手の指導ベンチの盛り上げ よろしくお願いします!!!》

 来年で40歳を迎える松田を獲得した巨人は、11月2日、広島東洋カープから長野久義(37)が無償トレードで復帰することが決まったばかり。さらに、野手陣には中島宏之(40)も在籍しており、急激な高齢化を心配する声もある。

《巨人、松田獲ったのか ベテラン勢とるより若手育成することを知らないのか。阪神だって今季FA補強封印して若手の育成に集中してるのに》

《松田はいい選手よ?実績十分、代表での活躍もあったしなによりチームのために盛り上げ役に徹する姿勢は素晴らしいの一言。でもね 巨人じゃないでしょ…いつから巨人は他球団戦力外の寄せ集めになったんだよ》

《巨人に松田なんていらないと思うんだけどな 盛り上げ要因を他球団から引っ張ってくるとか愚の骨頂…》

 前出の巨人担当記者は、“全権監督” として、原監督が準備しつつある2023年シーズンの布陣について、こんな感想を抱いたという。

「長野は、巨人入団のため2度もドラフト指名を拒否したことを鑑み、広島との話し合いの末にトレードが決まりました。巨人で引退することを見越しての決断だったそうで、広島としては構想外の選手でした。

 松田も、2022年の成績は打率.204、0本塁打と戦力とは考えにくく、ほかの球団なら手を差し伸べたかどうか……。

 2021年に日本ハムから無償トレードで入団した中田翔のように、行き先のない選手の獲得ばかりで、いまの巨人はまるで “駆け込み寺” です。

 以前も、WBCをともに戦った岩隈久志を現役晩年に獲得して、なんとか復活させようとしたり、オリックスをクビになった中島宏之に1億円超の年俸を提示して獲得したりと、原監督は実績あるベテランを信じている部分があります。

 そうした “温情” 的な一面は、裏を返せば、ベテランには厳しいことを言えないということです。2022年も、坂本のスキャンダルを原監督がスルーしてからチームが低迷したように、そうした面が悪い方向に向かわなければいいのですが……」

 球界一の “高齢化社会” になりそうな巨人。その未来は明るいのだろうか。