ダルビッシュ、15勝目の裏で襲った3球連続微妙判定が米話題「審判は仕事を放棄した」
際どいコースが3球続けてボールに…実況席も思わず「なんてことだ。冗談だろ?」
米大リーグのパドレス・ダルビッシュ有投手が18日(日本時間19日)、敵地ダイヤモンドバックス戦に先発し、6回1安打無失点で自身10年ぶりの15勝目を飾った。リーグ最多今季23度目のクオリティ・スタート(QS)を達成する好投だったが、この試合である場面が米国で話題に。3球連続で際どい判定となり、四球を出した。実際の映像を米メディアが紹介し、ファン、実況席から“大ブーイング”が上がった。
話題となっているのは、パドレスが4-0とリードした5回1死走者なし、左打者のマルテを打席に迎え、カウント1-1となった場面。ダルビッシュはカットボールを外角高めに投げたが、ボールの判定。さらにカットボールを続け、外角低めに投げたが、これもボール。マウンドで少し驚いたような仕草を見せた。1-3となり、今度は内角いっぱいにカットボールを投げたが、またもボール。四球となった。
中継画面ではいずれもストライクゾーンの枠内ギリギリに入っており、1球ならまだしも3球続けて際どいコースがボールとなった現地の実況席は「なんてことだ。冗談だろ?」と思わず声を上げたほど。米ポッドキャストメディア「ジョムボーイ・メディア」の番組「トーキン・ベースボール」公式ツイッターは「ストライクツー、スリー、フォー?」と“4ストライク”と言うように判定に疑問を投げかけ、動画を公開した。
米ファンからは「審判は仕事を放棄している」「この3球は文字通り最高の投球」「馬鹿げている」「試合を台無しにした」「酷い」「いじめだ」「ストライクだ」とダルビッシュへの同情と判定への批判が寄せられた。その後は2死満塁となったものの、ピンチを脱したダルビッシュ。6回無失点で今季15勝目だ。判定で動じることのない落ち着きを発揮し、ナ・リーグ最多となる今季23度目のQSを達成した。
(THE ANSWER編集部)