大半の作業はWebブラウザーを通して行う時代だが、いつも悩まされるのは、多数開いたタブから目的のサイトを探せないこと。Microsoft Edge(以下、Edge)に限った話ではないものの、今後のEdgeには先の問題を解決する術が用意される予定だ。以下は、Canary版Edge(バージョン106)で実行している。

Edgeを閉じた状態でタスクバーにピン留めしたEdgeアイコンを「Shift」キーを押しながら右クリック/長押し。コンテキストメニューから「ファイルの場所を開く」をクリック/タップする

Edgeの実行フィイルである「msedge.exe」のショートカットファイルをデスクトップなどに作成する

ショートカットファイルを右クリック/長押しし、「プロパティ」をクリック/タップする

「リンク先」の末尾に「-enable-features=msTabSearch」を追記し、「OK」をクリック/タップする

これでタブ検索ボタンが現れるはずなのだが、筆者の環境では変化を確認できなかった。だが、同機能には「Ctrl」+「Shift」+「A」キーが割り当てられているため、機能自体は呼び出せる。

「Ctrl」+「Shift」+「A」キーを押すと開いているタブと、過去に閉じたタブの履歴が列挙される

検索ボックスにキーワードを入力すれば、列挙内容を絞り込める

本機能は前述のとおりCanary版Edge段階の実装なので、安定版Edgeで利用できるか否かは不明だ。ただ、筆者の予想では確実に取り込まれる機能の一つだと思う。数カ月先の話だが、乱雑してタブタイトルも読めなくなった状態に陥った場合は本機能を試してほしい。

著者 : 阿久津良和 あくつよしかず 1972年生まれのITライター。PC総合誌やDOS/V専門誌、Windows専門誌など、各PC雑誌の編集部員を経たのちに独立。WindowsとLinuxをこよなく愛しつつ、PC関連の著書を多数手がける。近年はBtoCにとどまらず、BtoBソリューションの取材やインタビューが主戦場。休肝日を設けず日々飲み続けてきたが、γ-GTP値が急激に増加し、早急な対応を求められている。 この著者の記事一覧はこちら