ノーマンCEOが訴訟に加わった(撮影:GettyImages)

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すでにカルロス・オルティス、アブラハム・アンサー(ともにメキシコ)、パット・ペレス、ジェイソン・コクラック(ともに米国)の4人が訴訟から降り、11人は現在7人となった。フェデックスカップ・プレーオフ初戦の出場を巡り「仮処分申請」を行ったが、2週間前にベス・ロブソン・フリーマン裁判官により却下されたテイラー・グーチとハドソン・スワフォード(ともに米国)、マット・ジョーンズ(オーストラリア)の3人は残されている。
そして26日午後、「LIVゴルフ」は提訴されている北カリフォルニアの米国地方裁判所に訴訟に加わる書類提出を行った。
LIVゴルフは訴状で「独占した力により、LIVゴルフをつぶそうとし、また選手を不当にPGAツアーから出場停止にした」と主張。LIVゴルフのCEOを務めるグレッグ・ノーマン(オーストラリア)は「法的行為に関する選手らの経済的損失はすべてLIVゴルフが保証する」としていたが、今度は自身が訴訟に加わった。
またLIVゴルフは、「PGAツアーの妨害により、LIVゴルフに参戦する選手を誘致するための保証金がより必要となり、開幕が遅れ2022年に開催される大会が減少することになった」と主張している。
PGAツアーはLIVゴルフに参戦している選手のメンバー資格を停止、その人数は20名を超える。海外での他のツアー等の出場には同週にPGAツアーが開催される場合は、ツアーからの許可が必要、また米国内での開催は基本的には出場は認めていない。出場許可申請を行った選手は一人として得ることができなかった。
ミケルソン、デシャンボーら7名の選手に加え、LIVゴルフが原告となった訴訟は、再来年の2024年1月8日に公判が行われる。(文・武川玲子=米国在住)
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