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わ、わりと展開が、は、は、早いんだな!

これが「プロ」ということなのだと舞い踊るような思いです。2022年8月7日に開設された羽生結弦氏公式YouTubeチャンネル「HANYU YUZURU」は開設3日にして早くも登録者40万人を突破する大型チャンネルへと飛躍しました。最初の投稿「はじめまして。」はすでに200万回を超える再生数を叩き出しており、その勢いはとどまるところを知りません。

しかもこれは立ち上げ直後の不利による「ファンでも結構たどりつきにくい」という逆境を乗り越えてのもの。先行していた数多のスケート関連チャンネルや数多のスケート関連動画、自分自身の歴代の演技映像、さらには有象無象の転載系切り抜きチャンネル(※字幕をつけました等含む)によって、羽生氏本人のチャンネルや動画にたどりつくまでに、少しの迷い道があるなかでの急成長です。

1本目の動画に「急上昇ランキング2位」と表示されていたので、これでもまだ2位なのかと思って1位を見たら、1位にはヒカキンさんやはじめしゃちょーさんなど人気YouTuberが大集結した「ヒカキンおにごっこ2022夏」が鎮座していたなんてことも。いきなりラスボス戦にきてしまった感さえある、クロトノリガー並みに展開が早過ぎる羽生プロの大冒険。プロになってからというもの、ファンはヒマするどころか逆に忙しいくらいです。

そして矢継早というか、本日10日のお昼ごろ(12時7分開始とかですかね?)には「SharePractice」と題した公開練習のライブ配信も行なうと言います。僕などは2013年にチャンネルを開設して以来、なんじゃーかんじゃーとビビって一度もライブ配信をしていない無能YouTuberのですが、羽生氏はそれを開設4日目にしてやるのであると。

リンクでは有線インターネットにつなげるのだろうか。WiFi接続だと電波が途切れやしないだろうか。通信キャリアの大規模障害などなかろうな。機材のバッテリーは大丈夫なのか。予告した時間に始められなかったらどうしよう。カメラ切り忘れたらどうしよう。初回は「ライブ配信をする申請」をしないといけないけれど、ちゃんと申請は済んでいるのだろうか。「気が気じゃねぇ…」とコッチが震えてきました。「試合のような緊張感」をまさに感じさせていただいています。チカラにはなれないけれど、頑張ってください!

↓待つことに慣れ過ぎているから、今週の展開は早過ぎぃぃぃ!

コッチは「3ヶ月音沙汰なし」とかに慣れてるんだな!

だから、こんなに連日大発表されると慌てるんだな!

砂漠のサボテンに消防車で放水してる感じの激流!

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連日「YouTubeができた!」「練習ライブ配信きた!」「新動画きた!」と僕もハシャぎ過ぎの感もありますが、これが10年あまりの積み重ねだなと思います。家とリンクを往復し、テレビバラエティなどには興味を示さず、修行僧のように練習に打ち込む人を見つめてきた時間のなかで、知らず知らずのうちに僕は「1滴の水で渇きを潤す」ようになっていた模様。

人づてに伝わる数行の文字列に歓喜したり、一言の音声をループで繰り返したりするのが当たり前で、それで生きられるように順応してきました。しかし今、こんなに矢継早に動画形式で本人からの便りがあろうとは。嬉しさと戸惑いと慌ただしさと。「プロってえぇのぉ〜」と砂漠のサボテンもツヤッツヤするような気持ちです。3か月分くらいの雨がいっぺんに降ってきたかのようで、そりゃあハシャぎもしますわね。プロ生活に慣れるまでは、しばらくこんな興奮状態がつづきそうです。

↓10日に動画配信があるのに、9日にも動画をいただけるなんて!


9日に新たに公開された動画「2 チャンネルのこと。」。一瞬、匿名掲示板へのご立腹とかかなとドキッとしましたが、そうではなく「2本目の動画ではチャンネルについて説明をします」という意味でした(ホッ)。ホームリンクで撮影された新たな動画では、チャンネル開設までのソワソワや、開設後の大反響についてレスをしてくれた羽生氏。

コメントの合間合間にはあえてリンクにカメラを置いた状態で撮影した大迫力の足元映像を挟み込み、アクセルやルッツ、スピンなどを足元を中心に見せてくれるという「つなぎ」のカットも。なるほど、こういう見せ方はスケートではあまりされていませんから、とても新鮮ですし、何だかすごくカッコいい。

「日常とかそういう動画はちょっと作る予定がなくて」「このような形の(1本目、2本目のような)動画はもしかしたら今後ないかもしれないですけど」というコメントとあわせて考えると、やはりスケート動画中心のチャンネルになる模様。音楽アーティストのチャンネルのように、クールでスタイリッシュなサムネイルが並ぶ、スケートビデオ作品集のチャンネルになりそうな気配です。「再生リスト」で演技映像をつづけて見られるようになったら、環境映像としても最高によさそうですよね。夏は(氷で)涼しく、冬は(情熱で)暑い、そんなチャンネルとして。

動画のなかでは、今後の活動についてや、チャンネル名「HANYU YUZURU」に込めた想い、新たに追加されたロゴ・ヘッダーの制作秘話なども明かされました。本人的にも納得の仕上がりのようで、いい笑顔を見せてくれています。羽生氏自身がつけたリンクのトレースを撮影し、それをベースに専門の方がデザインしたというロゴは、率直に言ってカッコいい。知らなければ羽生氏のロゴだとわからないような上品さもありますし、グッズ化などにも大いに期待したいところ。ちなみに、僕はTシャツ大好きっ子です。

そして動画の最後では、公開練習イベントについて1分半ほどの告知をしたのち、ノーカットで4回転トゥループを跳んだ羽生氏。コメントは若干たどたどしくなる瞬間もありましたが、告知が終わったあとの水を得た魚のような動きと簡単に決めてみせた4回転トゥループには、さすが「プロのアスリート」と感嘆しました。普通は身体を使う場面のほうを何度も撮り直すものですが、「コメントさえ終われば余裕」というこの動き。コメントでの若干のたどたどしさも含めて「一発撮り」だなという感じが、お見事でした。

さて、せっかくなので深読みを。

今回お披露目された新たなロゴ。実物は羽生氏チャンネルで見ていただくとして、パッと見で「HANYU」だなというのはお分かりになるかと思います。ただ、それだけかな?と僕などは思うのです。以前、羽生氏のサインの意味を全部読み解くという挑戦をしたことがあるのですが、羽生氏は結構いろいろな意味を込めたがるタイプでした。たとえばサイン画像の右端にあるチョンチョンチョンと波線のようになっている箇所、あれは「JPN」だったりするのですが、そういうタイポグラフィ的なことがお好きなようであるぞと。

↓右斜め上の大きなカーブを利用して「P」を作り、その左右に「J」と「N」を入れています!

わかりますかね?

「つ」に「ノ」を足して「P」にしている感じです!

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なので、絶対にこのロゴにも「HANYU YUZURU」まではあるはずだと目を凝らしたのですが、なかなか「R」が見つからず、今回は「HANYU」までなのかなと諦めかけました。しかし、ネットの集合知が助けてくれました。「Rが見つからない」と諦めをつぶやきましたところ、Rが見える場所を教えてくれた方がいました。すると、その教えで一気に世界が広がり、さらなる意味も見えてきたのです。

その過程では、円を描くようなトレースを背景にしているあたりに「少し画像を回してもいいよ」とか「何度も繰り返しグルグルと同じ場所を行き来してもいいよ」というメッセージ性があるんだなと感じたり、名前のなかに登場する母音は意図的に右にまとめてあるんだなと配置の妙を感じたりしました。「HA」がちゃんと横に並んでいることや、「NYU」「YU」「ZU」「RU」がちゃんと横に並んでいること、「H」「Y」で縦に読むとイニシャルになることなど、深読みするほどにロゴデザインの緻密さを感じられるような体験でした。

単なる深読みなのか、ただの偶然なのか、あるいは作った側も気づいていない奇跡なのかはわかりませんが、非常に納得感のある深読みができたと思います。以下に動画で僕なりの深読みを載せておきますので、気に入った方は「そういう意味かも」と思って見ていただければと思います。ちょっと無理筋だなと思ったらスルーしてやってください。いぜれにせよ、こんなことをして楽しめるのも、新たな発信があればこそ。正解でも、カンチガイでも、こうやって楽しめることが嬉しいなと思います!

↓「ありそうなもの」が全部ちゃんと見つけられて、僕は満足です!


「R」を教えてくれたフォロワーのあなた!

さぁ、本日は「SharePractice」で何が起きるのか、楽しんでいきましょう!