タレントの毒蝮三太夫が、12日に放送されるテレビ朝日系トーク番組『徹子の部屋』(毎週月〜金曜13:00〜)に出演する。

毒蝮三太夫=テレビ朝日提供

「ジジイ」「ババア」の毒舌がなぜか愛される“中高年のアイドル”毒蝮。今回は、古くからの友人である黒柳徹子も初めてとなる戦争体験を聞く。毒蝮は終戦当時9歳で、年の離れた兄2人は出征していた。日本軍の施設で働いていた父は「戦争で家族全滅したら1人残ってかわいそうだ」と毒蝮を集団疎開させなかったため、空襲が激しくなっていた東京にいることになったそう。当時住んでいた品川に大空襲があったのは5月。炎の中逃げるが、あまりの熱気に「もうだめだ」と諦めたとき母が持っていたある物によって難を逃れることができた。

翌日焼け野原になった道を歩いていると、あまりの熱さで靴の底に穴が。困って辺りを見回すと子ども用の革靴が落ちていて、拾って履こうとすると中には持ち主の足首が入ったままだったという。当時は何も感じずに履いてしまったが、それを見ていた母は「履くことが供養になれば」と思っていたと話す。