「小さな体に大きなロマン」海洋生物の赤ちゃんばかり集めた世界的にも珍しい水族館がオープン=静岡・清水町
世界的にとても珍しい水族館です。静岡県清水町の商業施設に海洋生物の赤ちゃんばかりを集めた「幼魚水族館」が7月7日、オープンしました。
<親子>
「これなんだ?」
「これなんだろう」
清水町のサントムーン柿田川に7月7日オープンした「幼魚水族館」。駿河湾を中心に、世界中から集めた海水魚や淡水魚の幼魚などおよそ100種類を展示しています。小さい魚の見せ方を工夫しました。
<幼魚水族館 鈴木香里武 館長>
「ここは漁港の足元を再現した水槽なんですね。漁港にドボンと潜ったらこういう世界が広がっているだろうと、下をみてみるとリアルに漁港から拾ってきたごみが落ちているんですね。幼魚たちはこれさえも利用して生きるために隠れ家に使っているんですね」
成長すると足の長さが3メートル以上にもなる世界最大のカニ「タカアシガニ」の卵など、普段なかなか目にすることができない水槽もあります。
海洋生物の赤ちゃんばかりを展示する水族館は、世界的に大変珍しいということです。
<小さな男の子>
「海草みたいなのウミウシなんだって。かわいい」
<母親>
「ちいさな稚魚ばかりというのがとても珍しいので面白いなと思ってきました。(こどもも)とても喜んでます。自分と近い存在なので」
<幼魚水族館 鈴木香里武 館長>
「小さな体に大きなロマン、そこが魅力です。世界でもここでしか、こんなに小さな魚をたくさん見ることはできないと思いますのでみなさん遊びに来てください」
幼魚水族館は全国の研究機関とも連携していて、成魚となると、水族館を「卒業」し、研究に役立てられるということです。