「死ぬこと以外はNGなし」のキャッチフレーズで、体を張った芸風が売りの瀬下(左)だが…(写真・時事通信)

 6月26日、天竺鼠瀬下豊が『ワイドナショー』(フジテレビ系)に出演。不倫騒動について謝罪した。しかし、あまりにも早すぎるテレビ復帰に、批判が殺到している。

 2022年3月に「週刊文春」で、20代女性との不倫が報じられた瀬下。さらに4月にも、同誌で2度めの不倫が報じられた。記事によると、新たに2人の女性との関係が発覚。2015年には不倫相手だった女性を妊娠させ、中絶を迫っていたという。記事の中で瀬下は「本当に申し訳ないと思っています」と謝罪。4月14日には自身のTwitterを更新し、活動自粛を発表していた。

 だが、それから2カ月後の6月20日、瀬下はTwitterで突然の活動再開を発表。《行動自粛期間中、私の無責任な行動を深く見つめ直し、家族、相方、同期、芸人仲間とも話し合いを重ね、許しをいただき、6月21日に実施するライブ『かま天マーケット』への出演から仕事を再開し、一からやり直させて頂くことになりました》として、翌日のライブから再スタートを切ると宣言したのだ。

「ライブでは神妙な面持ちで謝罪しつつも、『本当に申し訳ございませんでした』の部分を噛んでしまった際には観客から笑いも起きていました。

 この時点でも、すでに『復帰が早すぎる』といった批判の声が上がっていました。ただ、スポンサーがついていて不特定多数の人が見るテレビ番組とは違って、舞台は見たい人だけが集まる限定的な場。そのため、『まずは反発の少ない舞台から、地道に様子を見ていくのだろう。地上波復帰はまだまだ先になりそうだ』といった見方も報じられていました」(テレビ局関係者)

 そんな予想を裏切るかのように、復帰ライブから5日後に、早くもテレビ出演をはたした瀬下。スーツ姿で登場すると、「関係者各位、そして、ファンの皆様に多大なるご迷惑をおかけしました。本当に申し訳ございませんでした」と頭を下げた。

 自粛中、最初の1カ月間は家から一歩も出ずに、引きこもっており、その後は河川敷の草刈りやレンコン畑の手伝いなどをしていたという。

 相方の川原克己からはいまだ何も言われておらず、「怒っていると思います」と、ひと言。今回の復帰ライブについては「僕自身も、早いとかも思った」としつつも、「自粛していても何もできない。出て行って、自分でできることをやっていこうって決めた」と明かした。

 だが案の定、Twitterではテレビ出演後に対する批判が殺到した。

《いや割りとマジに瀬下 戻ってくるには早すぎる》

《やったことに対するペナルティが2カ月の活動自粛って、異様に軽すぎる感じはする》

天竺鼠瀬下、ファンや関係者に謝罪する前に被害者女性に謝って欲しい》

 また《瀬下が許されるなら,渡部もさっさと全国放送に復帰させてあげたらいいのにって思っちゃう》など、アンジャッシュ・渡部建と比較する声も多く見られた。

「渡部建さんが多目的トイレでの不倫を報じられたのは、2020年6月のこと。その後は何度もテレビ出演の話が浮上するも、ことごとく立ち消えとなってきました。ようやく千葉テレビの『白黒アンジャッシュ』で復帰できたのは、2022年2月。その後も、番組を遅れて放送していたTOKYO MXと三重テレビが相次いで放送を打ち切っており、キー局への返り咲きはまだはたすことができていません。

 そのため、なおさら瀬下さんがテレビ復帰したことに怒りの声が上がっているようです」(スポーツ紙記者)

 番組内では自らのおこないについて「因果応報」と語っていた瀬下。逆風の中での再出発で、活路を見出すことができるのだろうか。