ジラード氏とFacebookは、Meta Storeの新コンセプトを発表する際、この情報に関する障害に気づいたようだった。「Meta Storeは、我々のプロダクトが、将来的にメタバースへの入り口となるよう、人々がそのつながりを持てるよう支援する」とジラード氏は述べている。「我々の店舗ではメタバースを売っているわけではないが、人々が店舗に来て、我々の製品がどのようにメタバースに接続するのに役立つかについて、少しでも理解して店舗を出て行くことを願っている」。しかし、人々がメタバースに接続することを望んでいるかどうかについては、まだ結論は出ていない。Googleトレンドによると、「メタバース」という言葉の検索数は、1月にピークを迎えた。しかし、4月3日までに「メタバース」の検索回数は81%減少している。さらに、メタバースに参加することに関心のある消費者でさえ、Meta版メタバースを望んでいないかもしれない。「信頼度は非常に低い。我々は、Facebookを(信頼して)ソーシャルメディア・プラットフォームの最下位とする独自の調査をたくさん行ってきた」とリップスマン氏は述べた。しかし、同氏は、Facebookの利用率の高さとこの分野への早期参入が、この信頼の欠如を打ち消すかもしれないと付け加えた。「もし彼らがより良い体験を構築して、ネットワーク効果を発揮し、メタバースに参入しようとしているほかの人たちをリードすることができれば、それは信頼とは関係なく、十分に可能性がある」。そして、Facebookは、確かに広告以外の収益を多様化するために何かをしなければならない。Facebookは、iOS14のプライバシーに関する変更により、2022年中に収益が100億ドル(約1.3兆円)減少すると予測している。実際、2月に第4四半期の業績が予想を大きく下回ったことを発表した後、Metaは2320億ドル(約30.2兆円)という史上最大の株価下落を経験した。「彼らはますます大きな賭けに出なければならない立場にあり、メタバースは明らかにその賭けである」とリップマン氏は言う。「収益源の多様化、特に広告収入源の多様化は賢明だ。しかし問題は、ほかの事業が勢いを失い始めたときに、その事業がどれだけ早く拡大し、利益を上げることができるかということだ」。[原文:Why Meta is opening its first brick-and-mortar store] Maile McCann(翻訳・編集:戸田美子)Image via Meta