愛知県・岐阜県に11店舗展開 自転車屋「サイクルディーラークワトロ」の運営会社、ハチスカが破産
新型コロナの影響で業績が悪化、負債約10億7000万円の見込み
(株)ハチスカ(TDB企業コード:440045358、資本金4650万円、愛知県岡崎市西阿知和町御用田1-1、代表蜂須賀正浩氏、従業員15名)は、4月18日に名古屋地裁より破産手続き開始決定を受けた。破産管財人は池田伸之弁護士(愛知県名古屋市中区丸の内1-17-19、池田総合法律事務所、電話052-684-6290)。しかし最近は、需要の減退と価格競争の激化により業績は低迷し、2021年12月期の年売上高は約14億円にまで落ち込んでいた。売上が減少傾向を辿るなか収益性も低迷、欠損計上を散発し債務超過の状態が続いていた。資金繰りは悪化し、金融機関からの借入に依存した資金繰りを余儀なくされていた。
近時はM&Aによる事業譲渡も模索したが不調に終わり、新型コロナウイルス感染拡大の影響で、更に業績が悪化し、先行きの見通しが立たなくなったため、事業継続を断念。4月18日までに事業を停止し、今回の措置となった。
負債は、金融債務約10億円、一般債務約7000万円の合計約10億7000万円の見込みだが、変動する可能性がある。