Mac App Storeの「無料アプリ」上位に無料では使えないアプリが平然と並んでいるという指摘
Mac用アプリをダウンロード可能なプラットフォームのMac App Storeに、「無料」をうたいながら実は購入処理が必須な「実質有料アプリ」がいくつも並んでいることが指摘されています。
Thread:
Top Mac App Store dev abuses Free with In-App Purchase for bait-and-switch apps demanding upfront payment, not free in any respect.
Top Free 38, 38, 99
Top Grossing 61, 68, 95
GCalendar for Google Calendar
Docs Pro for Google Drive
Openly a Linkhttps://t.co/yE7aWfNacp— Jeff Johnson (@lapcatsoftware) April 12, 2022
アプリ開発者のジェフ・ジョンソン氏によると、ダウンロードそのものは無料でできるものの、開いて実際に使おうとすると「アプリ内購入」を求められ、購入しないと全く使うことができないアプリが「無料」としてストアに公開されているとのこと。
これらのアプリをダウンロードしたユーザーからは「虚偽広告だ」「無料のトライアル版かと思ったのに試すこともできない」「他のアプリを探すべき」といった怒りのレビューが投稿されています。
Here are some reviews from Docs Pro for Google Drive.https://t.co/ZYUJ3bM5ZU pic.twitter.com/TomcOhhnlS— Jeff Johnson (@lapcatsoftware) April 12, 2022
このようなアプリの開発者は似た手法を他のアプリでも実行しているそうで、ジョンソン氏は他にも9つのアプリをピックアップして「購入しないと全く機能しない」と注意喚起しています。
This developer has 9 apps in the Mac App Store, all of which seem to have the same "business model": free to download, with In-App Purchase, but the first time you open the app, it demands an upfront one-time purchase, otherwise it doesn't work at all.
No trial, no subscription. pic.twitter.com/xnlqlrScTQ— Jeff Johnson (@lapcatsoftware) April 12, 2022
ジョンソン氏は「App Storeは悪意のある開発者から消費者を保護するといわれていますが、以上に記したレビューを読むだけで、これが真実でないことが分かります。アプリがApp Storeのガイドラインに違反していることは問題ではありません。なぜならば、そのガイドラインは完全にAppleの管理下にあり、恣意的で、曖昧で、変化し、無視できるルールだからです。問題は、App Storeが露骨なおとり商法で多くのユーザーから金を巻き上げているアプリからユーザーを保護していないということです」と述べています。