実年齢より30歳近く年老いた役を演じた俳優に注目 ティモシー・スポール主演『君を想い、バスに乗る』日本公開が決定

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映画『君を想い、バスに乗る』(原題:『THE LAST BUS』)が6月3日(金)に公開されることがわかった。

『君を想い、バスに乗る』は、『ウイスキーと2人の花嫁』などのギリーズ・マッキノン監督による最新作。マイク・リー監督『人生は、時々晴れ』、ダニー・ボイル監督『ヴァキューミング』など、多数の作品への出演で知られるティモシー・スポールが主演した映画だ。本作で描かれるのは、最愛の妻を亡くした90歳の主人公が、50年暮らした家を離れて旅に出る物語。脚本を手掛けたジョー・エインズワース氏は、自身の父と義父の「高齢者向けの無料バス乗車券を使ってどこに旅をするか」との会話から着想を得て、物語を書き上げたという。

本作は2021年夏にイギリスで公開。特殊メイクなしで実年齢より30歳近く年老いた主人公トム・ハーパーを演じたスポールは、同年イタリアで開催された『バーリ国際映画祭』にて最優秀主演男優賞を受賞している。また、トムの最愛の妻・メアリーを『ダウントン・アビー』のフィリス・ローガンが演じている。

(C)Last Bus Ltd 2021

解禁されたポスタ-ビジュアルでは、バス停に佇む主人公・トムと1頭の羊の姿が切り取られている。劇中でトムが旅するイングランド最南端のランズエンド岬から、スコットランド最北端のジョン・オ・グローツ間は、「Land’s End to John o’Groats(ランズエンドからジョン・オ・グローツ)」と呼ばれ、グレートブリテン島で最も長い旅路として知られている。

『君を想い、バスに乗る』は6月3日(金)よりシネスイッチ銀座ほか全国順次公開。