iPad Air
Apple

あと数時間でアップルの「最高峰を解禁。」イベントが始まり、そこでは様々な新製品が登場すると予想されています。そのうち第5世代iPad AirにはM1チップが搭載される一方で、第3世代iPhone SEはMagSafe充電に対応しつつ「大幅に」バッテリー持続が改善しているとの噂話が届けられています。

■第5世代iPad Air

これまでの噂では、もっぱらiPhone 13や第6世代iPadminiと同じくA15 Bionicチップが搭載されると予想されていました。しかし米9to5Macが見た情報によると、iPad Air 5(コードネーム:J408)にはiPad Pro(2021)や24インチiMac、MacBook Air(2020)等と同じM1チップが搭載されるとのことです。

M1チップはA15よりも約50%高速で、A14 Bionic(第4世代iPad Airに搭載)よりも約70%は高性能です。またA15は6コアのCPUと5コアのGPUを備えているのに対して、M1は8コアのCPUと7コアのGPU、そして8GBのRAM(いずれも最小構成の場合)を搭載しています。

しかし、M1チップはiPad ProをProたらしめている要素の1つのはず。なぜiPad Airに採用するのか? 9to5MacはiPad Proには他のiPadと差別化できる側面、たとえばProMotionディスプレイ(最大120Hzの可変リフレッシュレート)があると指摘しています。

その一方で、アップルはiPad ProとiPad Airを両方ともPCの代わりとして売りたいため(どちらもMagic Keyboardが使える)、iPad AirがデスクトップPC並みのチップを搭載するのは当然と言えば当然のこと。MacでもMacBook AirとMacBook ProがともにM1を採用しながらも、廉価モデルとProモデルで共存しているというわけです。、

同時に、今年後半の次期iPad Proは新しいチップ(噂の「M2」)になると予想されており、おそらく現在のM1チップよりも優れた性能を発揮することになるだろうーーそうした論理から、9to5Macは第5世代iPad AirにM1が載ってもおかしくないと主張しているしだいです。

■第3世代iPhone SE

こちらは韓国のブログNaverに「yeux1122」なるアカウントによる投稿が発信源です。同アカウントは以前、第6世代iPad miniの発売時期や筐体デザインをほぼ正確に予測したことがあり、一応の信ぴょう性があります。

さて「yeux1122」の台湾サプライチェーン情報によると、まず表面ガラスにセラミックシールド技術が使われるとのことです。アップルいわく、セラミックシールドとは「画面側のガラス表面にナノセラミック結晶を注入した」もの。iPhone 12世代で初めて導入され、「iPhone 11世代に比べて、落下に対する耐久性が4倍」と謳われていました。

また、iPhone廉価モデルとしては初めて「MagSafe」が搭載されるとのことです。MagSafeはiPhoneの背面に埋め込んだ磁石で充電機器を吸着し、安定かつ高速にワイヤレス充電できるようにしたもの。ほか様々なアクセサリーを吸着パッドなしに取り付けられます。

搭載チップが(iPhone 13や第6世代iPad miniと同じ)A15 Bionicチップになるとの見通しは、おおかたの噂と同じです。ただし搭載RAMが現行モデルの3GBから4GBに増量されると述べられています。

さらにバッテリー容量も増やされているそうです。第3世代iPhone SEは5G対応とも言われており、それによる消費電力の増加に対応してのことかもしれません。

まもなく、午前3時からすべての噂が答合わせされることになります。予想レンダリング画像のゴツさに「弁当箱」との感想も出ている「Mac Studio」も登場するかどうか、固唾をのんで待ちたいところです。

Source:9to5Mac , Naver