「プロパガンダはいまでも続けているんですか?」

人間は、遠い未来に起きる危機を認識するのが下手くそだといわれています(※3)。でも同時に、地球史上最も想像力が豊かな生き物でもあります。

隕石にしろ、温暖化にしろ、対策が遅れるのは私たちが「想像する」という作業をサボっているからなのかもしれません。

科学者や国連がこぞって「危機的」だと警鐘を鳴らす気候変動。目を逸らしても、この問題はどこにも行きません。手遅れになる前に、私たちはあと一歩、踏み込んで想像を膨らませたほうがいいのかもしれません。

『ドント・ルック・アップ』は、私たちにそれを求めようとした映画なんだと、私は思います。

<参考>
※1
公開より28日間の視聴数で統計をとった「Most Popular Films (English)」のデータ(2022年1月28日現在)
https://top10.netflix.com/

※2
全国地球温暖化防止活動推進センターのウェブサイトによれば、 1985年にオーストリアのフィラハで開催された地球温暖化に関する初めての世界会議をきっかけに、二酸化炭素による地球温暖化の問題が大きくとりあげられるようになったという
https://www.jccca.org/faq/15922

※3
イギリスの新聞『The Gurdian』の記事では、私たちがなぜ気候変動に対して行動を起こせないのか、さまざまな研究の例を挙げながら説明している
https://www.theguardian.com/sustainable-business/2014/nov/10/brain-climate-change-science-psychology-environment-elections

(テキスト /清水イアン、編集・リードテキスト/原里実)